配信から約半年。多くのイベントを経てめでたくハーフアニバーサリーを迎えた本作。目玉の書き下ろし楽曲も増え、キャラクターたちのストーリーや3DMVと共に、『プロセカ』の世界はさらなる広がりを見せ、またユーザーから高評価を得ています。
今回はそんな『プロセカ』の世界で楽曲を作り上げる皆さんにお話を伺いました。
既存曲は約500の候補から選び抜かれる
――まずは皆さんが『プロセカ』にどのように携わっているのか、自己紹介をお願いいたします。
桝井愛氏(以下、桝井)Colorful Paletteの桝井です。シナリオライターとして、メインストーリーとキャラクターまわりの制作に携わっております。書き下ろし楽曲はイベントストーリーを元に制作いただくことが多いので、シナリオをセガさんにお伝えして制作を進めていく、という工程を踏むことが多いですね。
田村あかね氏(以下、田村)セガの田村です。役割としては「楽曲進行管理」と言う名前になっていますが、制作のスケジュール管理や発注、レコーディングの立ち合いなど楽曲に関わる全体を見ています。