編集部ではリリースに先立って先行プレイの機会に恵まれたので、本稿ではゲームシステムや冒頭のシナリオなどをレポート。なお、数値や仕様など、リリース時とは一部異なる場合があります。
ダークファンタジー×美少女
『神殺しのアリア』の舞台は、少し先の未来。「神群」と呼ばれる謎の存在が世界各地に出現し、神群から展開する「神蝕領域」に飲み込まれ街は崩壊。人々は生命活動が鈍ってしまいます。神群は現代兵器による攻撃は効かず、対抗できるのは、悪魔と契約して力を得た「ディアミス」のみ。主人公(プレイヤー)は、ディアミスたちと共に、神蝕領域を開放し、人類存亡を賭けた戦いに挑みます。
物語は、ディアミスを束ねる組織「PROV」(プロヴ)に新任する主人公が、神群に襲われるシーンから始まります。平穏な日常を一瞬にして崩してしまう神群の襲撃に狼狽える主人公は、謎の美少女に助けられます。彼女の名は「久遠寺真稀」、本作で最初に出会うディアミスです。
そして、普通であれば生命活動が鈍る神蝕領域でも通常の活動が行うことができる主人公もまた、謎を秘めています。
主軸であるメインストーリーのカットシーンは、全てセルルック3Dで描かる点が、本作の大きな特徴です。ディアミスやPROVのスタッフなど、表情豊かに物語を彩ってくれます。また、キャラクターごとに用意されているシナリオでは、ディアミスたちと主人公の触れ合いが描かれます。ディアミスたちがとてつもなく可愛いので、見逃さないようにしましょう。なお、ディアミスは個別販売となっており、総勢30名以上から自由に選んで購入できる点もポイントが高いです(キャラガチャしなくて良い!)。
メインストーリーを軸に、ディアミスやその装備の強化、強化素材が手に入るダンジョン(封印区画)、イベントなどをプレイしていくのがゲームの基本的な要素です。キャラクターがある程度成長すると、ハイレアリティの装備が手に入る、「レイド」に挑むこともできます。
爽快なオートバトルと歯ごたえのある強化要素
バトルの目的は、神群を打ち倒し、神蝕浄化することが目的です。主人公は最大4人のディアミスを編成する必要があります。ディアミスにはクラスが定められており、そのクラスによって、前衛・中衛・後衛に分かれています。
戦闘はディアミスたちの持つスキルを含め、原則オートで行われますが、ディアミスの組み合わせによって発動できる2つのリンクスキルと、前述の人魔共鳴(フュージョン)はプレイヤーが任意のタイミングで発動します。これらの戦闘も3Dで描かれおり、エフェクトも派手で爽快感があり、最大2倍速のオートバトルを見ているだけでも楽しいものになっています。なお、特定のディアミスのみを手動発動にすることも可能で、回復だけは自分で行いたいなどのプレイスタイルにも対応。なお、人魔共鳴(フュージョン)は1日に100%までの消費が許されるもので、ディアミスの攻撃力を1.5倍に引き上げます。任意のタイミングで発動と解除が行えるので、ここぞという局面で使っていきましょう。
ストーリーの進行につれ、難易度が上昇し、キャラクターを強化する必要が出てきます。その方法は様々で、ディアミスの進化(★を上げる)によって上限レベルを開放するほか、装備の強化や合成、レア度上昇などが用意されています。この他にも、ディアミスのスキルのレベルアップや特性要素など、やることは尽きません。常に何か強化する余地があり、そのための強化素材クエストなど、五月雨式に目的が増えていく感覚は良い意味で忙しく、ゲームプレイの空白を感じさせないデザインとなっている印象です。
深く作り込まれた世界観設定を上手くゲームシステムに落とし込み、世界観の整合性が感じられる、理にかなったゲームというのがファーストインプレッションです。
『神殺しのアリア』は、PCブラウザ /DMM GAMES ストアにて11月下旬リリース予定。事前登録も公式サイトから受け付け中です。