マップ中央の民家にいる女性NPCの話によれば、昔の「ソノオタウン」は荒れ果てた丘だったのだとか。「それだと寂しいから」と当時の人々はお花を植えましたが、なかなか育ってくれなかったようです。
そんなある時、誰かが「ありがとう」の気持ちをお花に伝えたところ、今のように花咲き乱れる街へと変わったのだといいます。確かに現実世界でも、植物を育てる時にポジティブな言葉をかけるとキレイな花を咲かせるといった話がありますよね。科学的根拠は無いそうですが…。
感謝と花といえばあのポケモン?
それはさておき、「シンオウ地方」には“お花”と“感謝”にまつわる一匹のポケモンが存在することを皆さんは御存知でしょうか。その名は「シェイミ」。分類はかんしゃポケモンで、『ポケットモンスター プラチナ』にて、幻のポケモンの1匹として登場しました。
もしかすると、「ソノオタウン」を花の街にしたのはこのシェイミなのかもしれません。というのも、シェイミは頭の花から大気の毒素を吸収して分解し、荒れた大地を一瞬の内に花畑にする力を持っているとされています。その力の源となっているのが、感謝の気持ち。なお、その副作用として放つのが、固有技の「シードフレア」です。
また、「シンオウ地方」には感謝の気持ちを伝えるために「グラシデアのはな」をブーケにして贈るといった風習もある様子。これはシェイミが「スカイフォルム」にフォルムチェンジするために必要なアイテムでもあります。ちなみに、『プラチナ』ではシェイミを手持ちに入れた状態で「ソノオタウン」にいる女性に話しかけると「グラシデアのはな」を貰うことができました。
シェイミの待つはなのらくえん
なお、シェイミは『プラチナ』で配布された「オーキドのてがみ」というアイテムが無いと会うことのできなかった特別なポケモン。オーキド博士から「224ばんどうろ」に来て欲しいと書かれた手紙を頼りに向かってみると、そこには大きな石版が。そして、付近にいるオーキド博士に話しかけることでイベントが発生します。
ここでオーキド博士から、石版に「ありがとうを伝えたい人の名前」を入れるよう促され、入力すると眼前に「うみわれのみち」が出現。進んでいくと、シェイミの待つ「はなのらくえん」を訪れることができます。
ちなみに、『ダイパリメイク』にも同じ石版が存在していますが、今の所イベントは発生しません。おそらく、今後なんらかの形で「オーキドのてがみ」ないし、他のキーアイテムが配布されるのかもしれませんね。
感謝の気持ちは、大切だとわかっていてもなかなか伝えられないもの。もし『ダイパリメイク』でシェイミと会えたなら、両親や友人、大切な人へ感謝を伝えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。