コナミデジタルエンタテインメントが1月19日にリリースした、PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Steam/ニンテンドースイッチ向け『遊戯王 マスターデュエル』。そこで現環境を賑わせているひとつが「ドラゴンメイド」テーマです。


このデッキの初出は2019年と、『遊戯王 マスターデュエル』で復帰した方には見慣れないものでしょう。しかしその性能と可愛らしさから本作において採用率の高いテーマとなっており、高ランク帯でも使用者は多数。

本記事では『マスターデュエル』で遊戯王を始めた、または復帰したばかりでデッキを迷っているという方に向け「ドラゴンメイド」テーマを簡単に紹介していきたいと思います。

◆「ドラゴンメイド」テーマとは?
「ドラゴンメイド」は「遊戯王 OCG」にて2019年8月3日発売の「デッキビルドパック ミスティック・ファイターズ」にて登場したテーマで、キャッチフレーズは「最大級のおもてなしでお出迎え致します」。可愛らしい龍人のメイドたちが、デュエルのさなかドラゴンに変身するような盤面展開を見せるのが印象的なテーマです。

このテーマ最大の特徴は、上記の“変身”のように展開したメイドが手札に戻り、かわりに強烈なドラゴンが出てくる点でしょう。自ターンはもちろん、相手ターンでもバトルフェイズ開始時に「ドラゴンメイド」モンスターを手札に戻し、別の「ドラゴンメイド」を場に出すことで、その効果を発動できます。

また、場合によっては相手が発動する効果のターゲットから逃れることも可能。相手によって柔軟な対応をすることができる、まさにゲストを“おもてなし”する優秀な「メイド」を体現したかのようなテーマとなります。

◆「ドラゴンメイド・ハスキー」「ドラゴンメイド・シュトラール」で盤面を制圧しろ!
「ドラゴンメイド」テーマにおいて『マスターデュエル』で最高レア(UR)扱い(2022年1月25日時点)とされているのは、融合カード、「ドラゴンメイド・ハスキー」「ドラゴンメイド・シュトラール」の2枚です。

「ドラゴンメイド・シュトラール」には召喚時に特殊演出も発生。「相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。このカードを持ち主のEXデッキに戻し、EXデッキから「ドラゴンメイド・ハスキー」1体を特殊召喚する。」と、非常に強力な効果無効・破壊能力を持つので優先的に召喚しましょう。

また、「ドラゴンメイド・シュトラール」の効果でも出すことができる「ドラゴンメイド・ハスキー」は、相手スタンバイフェイズにも使用できる「ドラゴンメイド」モンスター召喚、そしてドラゴン族モンスターが手札に戻った時に発動できる相手モンスター破壊能力を持ちます。

相手ターンでも上記の効果が展開できれば、「ドラゴンメイド・シュトラール」でカードの効果を無効化した上で破壊、その上で「ドラゴンメイド・ハスキー」でもう1枚破壊という強烈な盤面制圧が可能に。

破壊をきっかけに効果が発動するものや墓場で効果を発動するカードにはいささか不向きとなりますが、それでもモンスター・罠・魔法を問わず効果を無効に出来るのは非常に便利なもの。相手にうまくカードを展開させずターンエンド、そこから「ドラゴンメイド」の猛攻を仕掛けるというのが理想の展開です。

ゲーム内のシークレットパック「輝ける竜」に収録されている「ドラゴンメイド」テーマは、URが前述のEXデッキに入る2種類のみということもあって、『マスターデュエル』で構築しやすいデッキと言えます。もちろん安定させるためには3枚づつ計UR6枚が必要ですが、ドローやカードサーチなどの確率に影響を与えないEXデッキというのがありがたいところ。「ドラゴンメイド」が気になった方はデッキ作りに挑戦してみてはどうでしょうか。
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