今大人気の『遊戯王 マスターデュエル』。デジタルで誰でも簡単に遊戯王カードを遊べるとあって、この機会に初めてみた人も多いようです。
しかし、中にはそのルールの複雑さに躓いてしまう人も…。

そこで今回は、特に初心者が間違えがちな「破壊」と「無効」の違いについて解説。にじさんじの人気VTuber・笹木咲さんも配信でやってしまったありがちなミス、通称“最強サイクロン”を例に挙げて説明していきましょう!

今回、参考とするのは笹木咲さんが2月4日に行った配信「【遊戯王マスターデュエル】はじめての遊戯王やってみるやよ~!【にじさんじ/笹木咲】」。

動画の内容は、タイトルにもある通り笹木咲さんがマスターデュエルで初めて遊戯王に触れてみた、というものです。その動画の中で、笹木咲さんは初めて遊戯王に触れた人の誰もが嵌る勘違いを披露していました。

問題のシーンは、配信の20分頃、笹木咲さんが『マスターデュエル』のチュートリアルプレイ中に発生しました。

フィールド魔法「破邪の魔法壁」を発動していた笹木咲さん。しかし、対戦相手が「魔法除去」を発動し、「破邪の魔法壁」が破壊されそうになってしまいます。

笹木咲さんはとっさに伏せてあった「砂塵の大竜巻」を発動。「相手フィールドの魔法・罠カード1枚を破壊する」という効果で「魔法除去」を破壊し、自分の「破邪の魔法壁」を守ろうとします。

「えー!なんか全部壊れた!」笹木咲さんが悲鳴を上げた理由とは!?
しかし、笹木咲さんの願いも虚しく、「破邪の魔法壁」はそのまま破壊されてしまいました…。思わず「えー!なんか全部壊れた!」と悲鳴を上げる笹木咲さん。


実はこれ、初心者が陥りやすい勘違い。一旦効果を発動した通常魔法・罠カードは、「破壊」しても、効果を「無効」にすることはできません。

今回の場合、「マジック・ジャマー」のような魔法カードの発動自体を無効化するカードを使えば、「魔法除去」がそもそも発動されなかったことになり、「破邪の魔法壁」を守ることができます。

この、「通常魔法・罠カードが効果を発動した際、その魔法・罠カードを破壊しても効果はそのまま残る」というのは、遊戯王独自のルール。そのため、今回の笹木咲さんのような勘違いはよくあることのようです。

この破壊と無効によって生じる勘違いは、“最強サイクロン”と呼ばれています。代表的な魔法・罠破壊カードである「サイクロン」が、あたかも最強カードであるかのように見えることがその由来だとか。

今回、“最強サイクロン”をかまし、視聴者から総ツッコミを食らってしまった笹木咲さん。しかし、彼女と同じ勘違いをしていた初心者はきっと多いはず。彼女の動画には他にも初心者あるあるが詰まっているようなので、見てみると勉強になるかもしれませんね。
編集部おすすめ