ロボットアニメのキャラクターたちが夢の共演を繰り広げることでお馴染みの『スーパーロボット大戦』シリーズ。アニメキャラの活躍に目を奪われがちな同シリーズですが、時にはオリジナルキャラクターがプレイヤーの心を掴むことも。
今回はそんな『スパロボ』のオリキャラたちの中でも、屈指のインパクトを誇る“土下座ヒロイン”シオニー・レジスをご紹介します。
『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』で初登場
彼女が初めて登場したのは、PSPで発売された『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』。『破界篇』『再世篇』の前後編構成だった『第2次スーパーロボット大戦Z』の前編にあたります。
彼女は、これまたオリジナルの国である太平洋の島国、リモネシア共和国の外務大臣として登場。リモネシアは『スパロボZ』世界特有のエネルギーである「次元力」を秘めた鉱石、DEC(ディメンション・エナジー・クリスタル)の産地です。
かつてはDECの採掘量を背景に、世界各国に対して強大な発言権を持っていたリモネシア。しかし、『破界篇』の作中では年々DECの採掘量が減少しており、立場が弱くなってきていることが語られます。
そんな微妙な立場の国の外務大臣として登場した彼女。当初は気弱で引っ込み思案な性格で、「機動戦士ガンダム00」に登場する人類革新連盟とAEU、そしてそこに「コードギアス 反逆のルルーシュ」の要素が混じったブリタニア・ユニオンといった強国の権力者たちに良いようにあしらわれていました。
しかし物語が進むと、作中の黒幕たちの思惑に乗せられ、DECを用いて別次元への扉を開く「プロジェクト・ウズメ」の実行役に。彼女は別次元からエネルギーだけを得るつもりだったのですが、次元獣という怪物と、それを率いるガイオウをこの世界に招き入れてしまいます。
これだけならば、悲劇のヒロインで済むところ。
未だにファンがいる名物キャラに
もちろん、『スパロボ』世界でこんな小悪党ムーブをしてタダで済むはずがありません。彼女が乗った旗艦グレート・アクシオンはスーパーロボット連合軍の前に、たやすく撃沈。彼女は爆炎の中に消えて行くこととなりました。
登場当初は弱小国の運命を背負った女性として、「機動戦士ガンダム00」のマリナ・イスマイールや「コードギアス 反逆のルルーシュ」のユーフェミア・リ・ブリタニアらと同じ薄幸のお姫様キャラだと目されていた彼女。それが予想外のはっちゃけ方を見せたことが、プレイヤーの印象に強く残った要因のようです。
ちなみに、後期の彼女は他人に土下座をさせることが大好きな“ドS”のようにも見えてきます。しかし旗艦グレート・アクシオンが攻撃された際や、ガイオウに叱責を受けた際には「ひっ!」と怯えた様子を見せるなど、本質的には気弱な性格のままの様子。
このギャップがモノ好きなファンの心をくすぐったのか、ネット上では未だに「シオニーちゃんを土下座させたい」「シオニーはすげえ苛めたくなる」という声も。『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』が発売されたのが、2012年。
今回はそんな『スパロボ』のオリキャラたちの中でも、屈指のインパクトを誇る“土下座ヒロイン”シオニー・レジスをご紹介します。
『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』で初登場
彼女が初めて登場したのは、PSPで発売された『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』。『破界篇』『再世篇』の前後編構成だった『第2次スーパーロボット大戦Z』の前編にあたります。
彼女は、これまたオリジナルの国である太平洋の島国、リモネシア共和国の外務大臣として登場。リモネシアは『スパロボZ』世界特有のエネルギーである「次元力」を秘めた鉱石、DEC(ディメンション・エナジー・クリスタル)の産地です。
かつてはDECの採掘量を背景に、世界各国に対して強大な発言権を持っていたリモネシア。しかし、『破界篇』の作中では年々DECの採掘量が減少しており、立場が弱くなってきていることが語られます。
そんな微妙な立場の国の外務大臣として登場した彼女。当初は気弱で引っ込み思案な性格で、「機動戦士ガンダム00」に登場する人類革新連盟とAEU、そしてそこに「コードギアス 反逆のルルーシュ」の要素が混じったブリタニア・ユニオンといった強国の権力者たちに良いようにあしらわれていました。
しかし物語が進むと、作中の黒幕たちの思惑に乗せられ、DECを用いて別次元への扉を開く「プロジェクト・ウズメ」の実行役に。彼女は別次元からエネルギーだけを得るつもりだったのですが、次元獣という怪物と、それを率いるガイオウをこの世界に招き入れてしまいます。
これだけならば、悲劇のヒロインで済むところ。
しかしこの後、彼女はさらなる暴走を見せます。ガイオウ率いる新帝国インペリウムの筆頭政務官に任じられ、外交を一手に任された彼女。次元獣とガイオウの圧倒的な力を背景に、これまでの意趣返しとばかりに、相手国の政治家にまず土下座を求める“リアル土下座外交”を要求するようになってしまうのです。
未だにファンがいる名物キャラに
もちろん、『スパロボ』世界でこんな小悪党ムーブをしてタダで済むはずがありません。彼女が乗った旗艦グレート・アクシオンはスーパーロボット連合軍の前に、たやすく撃沈。彼女は爆炎の中に消えて行くこととなりました。
登場当初は弱小国の運命を背負った女性として、「機動戦士ガンダム00」のマリナ・イスマイールや「コードギアス 反逆のルルーシュ」のユーフェミア・リ・ブリタニアらと同じ薄幸のお姫様キャラだと目されていた彼女。それが予想外のはっちゃけ方を見せたことが、プレイヤーの印象に強く残った要因のようです。
ちなみに、後期の彼女は他人に土下座をさせることが大好きな“ドS”のようにも見えてきます。しかし旗艦グレート・アクシオンが攻撃された際や、ガイオウに叱責を受けた際には「ひっ!」と怯えた様子を見せるなど、本質的には気弱な性格のままの様子。
このギャップがモノ好きなファンの心をくすぐったのか、ネット上では未だに「シオニーちゃんを土下座させたい」「シオニーはすげえ苛めたくなる」という声も。『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』が発売されたのが、2012年。
10年以上の時を経ても愛される、唯一無二のキャラクターとなっているようです。
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