そんなスプラトゥーンの特徴にして初心者へのハードルにもなっているのが、コントローラーを振って直感的に視点を動かす「ジャイロ操作」です。
そこで今回は『スプラトゥーン3』でイカしたデビューを決めるべく、ジャイロ操作に慣れるための基本的なポイントや心構えを4つ紹介します。「なんかジャイロがしっくり来ないなぁ」とお悩みの方も、こちらを参考に是非チャレンジしてみてください。
◆画面にまっすぐ!コントローラーの持ち方と姿勢を意識
コントローラーを傾けた方向に視点が移動するジャイロ操作の仕組み上、画面に向かって真っすぐな体勢でのプレイがおすすめです。コントローラーの持ち方や姿勢が左右どちらかに傾いていると、自分で思った通りに動かせなかったり特定の方向への操作が苦しくなったりしてしまう可能性があるからです。
加えて、コントローラーの持ち方もポイント。基本的には両脇を軽く締めて腕や手首を楽な状態にするのが持ちやすいと感じるのではないでしょうか。ずっと固定するのが苦手でグラグラしてしまう場合は膝の上に置くのをホームポジションにするなどの工夫をしている人も多いようです。
操作に熱中するとつい肩肘に力が入ってしまいがちですが、定期的に自分にとって自然な姿勢と持ち方がキープできているか見直してみましょう。
◆困ったら視点リセット!困ってなくてもリセット!
ジャイロ操作で忘れずに覚えておきたいのが「視点リセット」の重要さです。初期設定ではYボタンに割り振られている機能で、これを使えばキャラクターが向いている方向に視点を一発で戻せます。不慣れな間は撃ち合っているうちに「自分がどこを向いているか分からなくない!」なんて状態に陥ることもしばしばですが、この視点リセットを駆使して乗り切りましょう。
注意すべきは「視点リセットを押した瞬間、そのコントローラーの向きが正面になる」という点で、初期位置よりコントローラーを傾けた状態で視点リセットをすると「自分の思っている正面とジャイロセンサーの正面が合ってない」なんて状態にもなってしまいます。
そんなパニックを防ぐためにもこまめな視点リセットは非常に大事。操作を続けていると段々と正面がずれていくのもゲームの仕様上ある程度はしょうがないので、激しいバトルを切り抜けた時や敵にやられた時など一息つけるタイミングでは毎回視点リセットを押して真正面を確認する癖をつけると吉でしょう!
◆右スティックで狙って、ジャイロで調整!
ここまでジャイロジャイロと繰り返していますが、右スティックでの視点移動も当然ながら重要なポイントです。特に上級者の方がジャイロ操作のコツとして挙げていることが多いのが「ジャイロはあくまで微調整」ということ。つまり、大まかには右スティックで視点を動かしつつ、敵を狙う細かな操作をジャイロでやるというもの。
「同時に操作だなんて、そんな複雑な!」と思われるかも知れませんが、実は『スプラトゥーン』シリーズには照準を補助してくれる「エイムアシスト」機能が備わっていないので、右スティックのみでエイムを完結させるのは他のFPS・TPSタイトルの経験者であっても至難の業なのです。
指一本で動かすスティックよりも両手で握って動かせるジャイロの方が細かな動きに向いていると考えると、確かに合理的な操作術ですよね。ジャイロだけで殆どの視点移動をやり切るのも大変なので、この“微調整術”は是非とも身につけたい感覚です。
◆自分に合った感度が一番大切
ゲームの設定全般に言えることですが、やはり自分に適した設定が一番重要です。ジャイロ操作の感度は右スティックによる視点移動と同じくオプションで変更できるようになっているので、ここも必ず見直したいポイント。
感度が高ければ視点移動が素早くなって広い角度に対応できるというメリットはありますが、当然細かな制御は難しくなります。人によっては高感度だと上手く当てられなかったり酔いやすくなったりとデメリットも少なくないので、無理に高感度にせず一番フィットする感度を探すのが重要です。
感度の決め方にも色々な考え方がありますが、ゲームを進めながら少しずつ試してみても良いですし、実況動画などを参考に上級者を真似てみるのも悪くない手法です。ブキによって素早く振り向けた方が有利だったり微調整が重要だったりと特性も異なるので、自分の使いたいブキをべースに感覚を磨いていきましょう。
『スプラトゥーン』シリーズの醍醐味であるジャイロエイム。体を動かしながらプレイしていると敵を狙いながら「もうちょい右!」と思わず体や首を動かしてしまうのも“あるある”ですが、姿勢は意外と重要だったりします。初心者の方はこうしたポイントに注意しながらプレイされてみてはイカがでしょうか。