9月9日に発売されて以来、多くのゲーマーを“塗り”の快感に誘っている『スプラトゥーン3』。ゲーム性は多少違えど、FPS界隈で名を轟かせた猛者たちも、続々と「バンカラ街」に参戦しているようです。


元プロゲーマーや人気ストリーマーが集結
配信界隈を見回してみると、FPSゲームを得意とするストリーマーたちが、発売日からこぞって『スプラトゥーン3』を遊んでいます。お馴染み「3BR」の面々や、k4senさんにすももさんなど、挙げ始めればキリがないほどの大流行。

中には、競技シーンで輝かしい活躍を残した元プロゲーマーたちの姿も。その1人が、『Apex Legends』の公式大会「ALGS Summer Circuit #1」で日韓1位に輝いたこともある実力者・あれるさんです。

9月13日の配信では、初心者ながら、「スピナー」と「スプリンクラー」の組み合わせを一方的に押し付けるテクニックで敵を圧倒。ハイグラウンド(高所)を意識した立ち回りは、FPSゲーマーとしての経験値の高さを感じさせます。

さらに「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さんは、今作から『スプラトゥーン』デビュー。芸能界のスターであり、「Apex」ではマスターランクに到達するほどの実力者ですが、“イカ”としてはまだまだ初心者。日々鍛錬を重ねているようで、ショート動画では「いつか配信もしたいなと思ってる」とも漏らしていました。

一方、FPSゲーマーの中でも抜群の『スプラトゥーン』センスを光らせているのが、Sasatikk(ささ)さん。

シリーズ初プレイで、右も左も分からないところからスタートしたにもかかわらず、わずか6日で現状の最高ランク「S+」に到達するほどの成長速度。ゲーム理解度も高く、動画ではみるみる内に上達していく様を見せ付けています。


独特のジャイロ操作に苦戦するストリーマーも
FPSゲームといえば、基本的にキーボード・マウスが主流。そのためジャイロ操作がメインとなる『スプラトゥーン3』の操作感に、悪戦苦闘するストリーマーも少なくありません。

“StylishNoob”こと関優太さんも、その内の1人。しかし厳しい境遇を乗り越えるため、他のストリーマーとは一風違ったアプローチを見出していました。

『スプラトゥーン3』では、ほとんどのプレイヤーが「プロコン」、すなわち「Nintendo Switch Proコントローラー」を採用しているもの。しかし、関さんはあえて「Joy-Con」を選んだ上、グリップを付けず“ヌンチャク”のように使用しています。

何やらマウスの操作感に似ているそうで、関さんにとってはしっくり来る様子。とはいえ、やはり繊細なスティック操作は難しく、撃ち合いに負けてしまう場面も少なくありません。時には鬱憤が溜まり、思わず「Joy-Con」を齧るという奇行に走ったことも…。※絶対に真似しないでください

また、意外なことにストリーマー界隈で随一のエイム力を誇るSHAKAさんも、『スプラトゥーン3』では射撃面で苦しめられているようです。インクの塗り方や立ち回りについてはさすがの理解力を発揮していましたが、始めた当初は敵に照準が合わないことが頻発。

リスポーン地点に送り返されるたびに、「頼むスプラトゥーンマウスでやらせてくれ!」と嘆くSHAKAさん。
最近はすっかり鳴りを潜めていた“台パン”が飛び出すこともありました。

徐々にコントローラーには馴染んでいる様子ですが、今作で持ち前の驚異的エイム力を発揮する日は来るのでしょうか。

いずれの猛者たちも、普段の配信とはかなりギャップのある姿を見せていますが、だからこそ貴重な光景。SNSなどでも、「関さんも釈迦さんもスプラやってるとおかしくなってておもろい」「リアクション最高すぎるので、ずっとスプラやっててほしい」と満足げなファンたちの声が上がっています。

「バンカラ街」を舞台に、各々の“色”で勝負しているFPSゲーマーたち。今度どのような成長曲線を描いていくのか、見守っていきましょう。
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