ゲームでキャラクターを育成するとき、悩みの種となるのが「途中離脱キャラ」の存在。せっかく育てても離脱してしまうのではガッカリしてしまいますよね。
『ドラクエVII』“たねどろぼう”の異名を持つキーファ
「途中離脱キャラ」の最も大きな弊害といえば、やはり育成リソースの持ち逃げでしょう。ステータスを上昇させる貴重なアイテムを使用したのに離脱されてしまったり、高い金を出して専用装備を買った直後にいなくなったり…。1度こうした経験を味わうと、ゲームでキャラクターを育成する度にその時の記憶が脳裏をよぎってしまうものです。
『ドラゴンクエスト』シリーズでは、「ちからのたね」「すばやさのたね」といった“たね”が、キャラクターのステータスを上げる貴重なアイテムとして登場。せっかく種を使ったのに途中離脱してしまうキャラクターは、“たねどろぼう”の汚名を着せられることになります。
シリーズの中でも最も有名な“たねどろぼう”が、『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』のキーファ・グラン。主人公の住むグランエスタード国の王子です。
キーファが城で「王家の古文書」を読み、グランエスタード王国の外にも世界が広がっているのを知ることから始まる主人公たちの冒険。当然、主人公もプレイヤーも、彼は冒険の最後まで一緒にいるものだと思っていました。しかし、彼は旅先で出会った女の子に一目惚れして離脱することに。この展開は、当時大きな波紋を呼ぶことに。
スマホゲーム『ドラクエウォーク』に登場するアイテム「キーファの剣」にスキル「たねをたべる」が付与されていたりと、若干公式からもイジられている感のあるキーファ。彼こそは、RPGにおける「途中離脱キャラ」の最も有名な一人でしょう。
『テイルズ オブ ゼスティリア』プレイヤーの心にぽっかりと穴を空けたアリーシャ
ずっと一緒に冒険してくれると思っていた味方キャラクターが、突然いなくなったときの寂しさ…。旅の最中に、ふと「あのキャラクターがいたらどうなっていたかな」などと考えてしまうものです。そんな切ない想いを多くのプレイヤーに経験させたキャラといえば、『テイルズ オブ ゼスティリア』のアリーシャ・ディフダでしょう。
主人公・スレイの隣が定位置と、非常にいいポジションを確保していた彼女。お姫様っぽい外見もウケが良く、発売前から高い人気を誇るキャラクターでした。しかしながら彼女は、旅の途中で離脱することに…。
永久離脱というわけではなく後々イベント参戦でパーティーに復帰することになるのですが、「彼女と一緒にグリンウッド大陸を冒険したかった」といったプレイヤーは多かったようです。
『スーパーロボット大戦IMPACT』今回のクワトロ大尉は~?
キャラクターが「途中離脱」してしまう理由は様々。しかし最もタチが悪いのは、間違いなく“裏切り”でしょう。味方として心強かったキャラが敵方に回ったときの絶望感、裏切るキャラクターを信用してしまっていた自分への怒り…。
アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズに登場するクワトロ大尉の正体は、アムロ・レイのライバルであるシャア・アズナブル。「機動戦士Zガンダム」ではクワトロとしてアムロやカミーユ・ビダンと共に戦いますが、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」では人類に絶望し、地球への隕石落としを目論みます。
「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の両方が参戦する『スパロボ』作品においてプレイヤーは、クワトロ大尉がいつ裏切って“逆襲”するか…とヒヤヒヤさせられることに。実際のところ『スーパーロボット大戦IMPACT』では、条件を満たすと味方だったクワトロが離脱し、シャアとして敵対するのです。
そのためシリーズファンはクワトロを育成するべきか、それともどうせ離脱するのだからと無視するべきかと頭を抱えていました。そんな状況を慮ってか、最近では発売前の情報配信番組で、彼が今回裏切るのか裏切らないのか、プロデューサーが教えてくれるのが通例となっています。
辛いことではありますが、仲間との別れもRPGの醍醐味の一つ。プレイヤーに大きなインパクトを与える手段としては、「途中離脱キャラ」もアリ…なのかもしれませんね。
今回は、そんなゲーマーのトラウマとなった「途中離脱キャラ」3選をご紹介。
『ドラクエVII』“たねどろぼう”の異名を持つキーファ
「途中離脱キャラ」の最も大きな弊害といえば、やはり育成リソースの持ち逃げでしょう。ステータスを上昇させる貴重なアイテムを使用したのに離脱されてしまったり、高い金を出して専用装備を買った直後にいなくなったり…。1度こうした経験を味わうと、ゲームでキャラクターを育成する度にその時の記憶が脳裏をよぎってしまうものです。
『ドラゴンクエスト』シリーズでは、「ちからのたね」「すばやさのたね」といった“たね”が、キャラクターのステータスを上げる貴重なアイテムとして登場。せっかく種を使ったのに途中離脱してしまうキャラクターは、“たねどろぼう”の汚名を着せられることになります。
シリーズの中でも最も有名な“たねどろぼう”が、『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』のキーファ・グラン。主人公の住むグランエスタード国の王子です。
キーファが城で「王家の古文書」を読み、グランエスタード王国の外にも世界が広がっているのを知ることから始まる主人公たちの冒険。当然、主人公もプレイヤーも、彼は冒険の最後まで一緒にいるものだと思っていました。しかし、彼は旅先で出会った女の子に一目惚れして離脱することに。この展開は、当時大きな波紋を呼ぶことに。
スマホゲーム『ドラクエウォーク』に登場するアイテム「キーファの剣」にスキル「たねをたべる」が付与されていたりと、若干公式からもイジられている感のあるキーファ。彼こそは、RPGにおける「途中離脱キャラ」の最も有名な一人でしょう。
『テイルズ オブ ゼスティリア』プレイヤーの心にぽっかりと穴を空けたアリーシャ
ずっと一緒に冒険してくれると思っていた味方キャラクターが、突然いなくなったときの寂しさ…。旅の最中に、ふと「あのキャラクターがいたらどうなっていたかな」などと考えてしまうものです。そんな切ない想いを多くのプレイヤーに経験させたキャラといえば、『テイルズ オブ ゼスティリア』のアリーシャ・ディフダでしょう。
主人公・スレイの隣が定位置と、非常にいいポジションを確保していた彼女。お姫様っぽい外見もウケが良く、発売前から高い人気を誇るキャラクターでした。しかしながら彼女は、旅の途中で離脱することに…。
永久離脱というわけではなく後々イベント参戦でパーティーに復帰することになるのですが、「彼女と一緒にグリンウッド大陸を冒険したかった」といったプレイヤーは多かったようです。
『スーパーロボット大戦IMPACT』今回のクワトロ大尉は~?
キャラクターが「途中離脱」してしまう理由は様々。しかし最もタチが悪いのは、間違いなく“裏切り”でしょう。味方として心強かったキャラが敵方に回ったときの絶望感、裏切るキャラクターを信用してしまっていた自分への怒り…。
裏切りには、様々なマイナス感情がついて回ります。『スーパーロボット大戦』シリーズに登場するクワトロ・バジーナも、そんな裏切り常習犯の一人でした。
アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズに登場するクワトロ大尉の正体は、アムロ・レイのライバルであるシャア・アズナブル。「機動戦士Zガンダム」ではクワトロとしてアムロやカミーユ・ビダンと共に戦いますが、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」では人類に絶望し、地球への隕石落としを目論みます。
「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の両方が参戦する『スパロボ』作品においてプレイヤーは、クワトロ大尉がいつ裏切って“逆襲”するか…とヒヤヒヤさせられることに。実際のところ『スーパーロボット大戦IMPACT』では、条件を満たすと味方だったクワトロが離脱し、シャアとして敵対するのです。
そのためシリーズファンはクワトロを育成するべきか、それともどうせ離脱するのだからと無視するべきかと頭を抱えていました。そんな状況を慮ってか、最近では発売前の情報配信番組で、彼が今回裏切るのか裏切らないのか、プロデューサーが教えてくれるのが通例となっています。
辛いことではありますが、仲間との別れもRPGの醍醐味の一つ。プレイヤーに大きなインパクトを与える手段としては、「途中離脱キャラ」もアリ…なのかもしれませんね。
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