それぞれ違う個性や考え方を持ちながら、誰もが勝利を目指し、一歩も譲らぬ戦いを繰り広げる『ウマ娘 プリティーダービー』。
そんな彼女たちについて、プレイヤーたちの意見を通じ、その本質や片鱗に迫るアンケート企画。今回は、「あなたが最も好きな“育成ストーリー”(ウマ娘ストーリー含む)」に寄せられた回答結果をお届けします。
ウマ娘たちの魅力は様々な角度から描かれていますが、個別の育成ストーリーも重要な要素のひとつ。ですが、育成ウマ娘を獲得し、設定された条件をクリアしないとその全てを知ることができません。
まだあなたが出会っていない育成ストーリーが、ベスト5にランクインしているのか。気になる結果を、どうぞお見逃しなく。ただし、回答者から寄せられたコメントに一部ネタバレがあるので、その点にご注意ください。
■第5位「アドマイヤベガ」:4.6%
第6位以下にアストンマーチャンやサクラチヨノオー、スイープトウショウにトーセンジョーダンといった強豪が追いすがる中、頭ひとつ抜け出した「アドマイヤベガ」がベスト5入りを果たしました。
輝くような夢や希望を持って走るほかのウマ娘たちと違い、自分を戒めるような振る舞いも見せる「アドマイヤベガ」。そうした姿勢は、彼女の「妹」が深く関わっており、その背景や悲痛な想いを描きながら、トレーナーと共に向き合う物語が多くのプレイヤーを揺さぶる形となりました。また、史実を取り入れて昇華した展開を高く評価する声も少なくありません。
【回答者のコメント】(一部抜粋)
・妹想いなところ 苦難を乗り超えつつも脚が壊れていく無情さ、儚さ
・史実の部分も完全に再現していてすごいと思った
・“妹”のために償いとして走っていた彼女が、自分のためにも走っていいんだと気付くようになるところ
・「妹」に対する懺悔の念のあまり自らを壊そうとするアドマイヤベガが、トレーナーと「妹」の助けで立ち直っていくのが感動的
【回答者のおすすめシーン】(一部抜粋)
・「運命のジェミニ」
・「ティコが昇るまで」の、アドマイヤベガのセリフです 「……褒めてくれるって、思う?たくさん走って、たくさん勝ったら。……そうしていつか、あの子と会えたら。その時は……私のこと。褒めて、くれるかなーー?」
・「ティコが昇るまで」にて、罪を償うために走っていたアヤベさんが、自慢のお姉ちゃんになるために再び走る決意をしたシーン
・アヤベさんの妹が「お姉ちゃんの運命は全部私が持っていくね。」と言ってアヤベさんの脚の痛みと引き換えに消えてしまったところ。史実では菊花賞の後に脚の怪我で引退してしまったけれど、ウマ娘では菊花賞の後もずっとレースで走ることができるので、このままアヤベさんには幸せになってもらいたい!
■第4位「ファインモーション」:5.5%
ベスト5以内も接戦が続き、約1%の差で「ファインモーション」が第4位に食い込みました。実装当初から育成ストーリーの良さに言及する方が続出し、その物語を知りたくてガチャに挑んだ方もいたことでしょう。
重く真摯なアドマイヤベガのストーリーとは異なり、こちらは責任と立場を背負いつつも、凛々しく立ち続けた物語を展開。彼女自身の内面を丁寧に描いた描写や、エアシャカールとの関係性など見るべき点も多く、「1本の映画を見たような秀逸ストーリー」といったコメントも寄せられています。
【回答者のコメント】(一部抜粋)
・読み物としての完成度がとても高く、育成そっちのけで話に引き込まれてしまいました。ファインモーションが本当に立派でいじらしく、このストーリーを読んで大好きになりました
・他のキャラとは明確に違う「3年間」という時間を常に意識させるストーリー
・長編ロマンス映画を観てるようだった
・システム上いなくなることはないと分かっているはずなのに、本当にそのまま終わってしまうかのように感じられとてもドキドキした。また、タイムリミットというものを意識させられ、儚さと緊張感のあるシナリオだった
【回答者のおすすめシーン】(一部抜粋)
・育成イベント「Destiny」です! エアシャカールとのやり取りはセリフのドラマティックさもあって胸に迫るものがあります
・育成イベント「ファン感謝祭」で、自分が忘れ去られてしまうことを恐れているファインとトレーナーがやり取りするシーン
・約束の期限が来て、ファインモーションが帰国してしまった後の話
・シニア期有馬記念~EDの流れと"Rain or Shine,I'm Fine!"とかいうおしゃれな締めくくり
■第3位「ハルウララ」:6.4%
ここまで、2022年2月、2021年12月と実装が後発だったウマ娘が続きましたが、「ハルウララ」が抜きん出て第3位に着地。サービス開始時の古参組も、しっかりと存在感を示しました。
『ウマ娘 プリティーダービー』は、史実を取り入れた要素なども好評を博していますが、一方で「現実では成しえなかった“もしも”の展開」を見せることもあり、こちらもプレイヤーの心を大きく動かします。一度の勝利を掴めなかった競走馬をモチーフとしながら、全く異なる方向性を示した『ウマ娘』の「ハルウララ」。彼女が挑む有馬記念は、勝敗の如何に限らず、見る者を強く惹きつけました。
【回答者のコメント】(一部抜粋)
・自分を決して卑下しないで努力する姿がいじらしく可愛い
・「勝たなきゃいけない」という多くのウマ娘がもつ価値観にも、史実にもとらわれることない立場のウマ娘から世界観を示しつつ、彼女がアスリートとしての自覚に目覚めていくまでをうまく描いている
・ストーリーとしても、ゲームとしても最も勝ちたい、勝たせてあげたいという動機付けが強烈
・モチーフ元が一度も勝てない特殊な馬をウマ娘でどう表現するか注目しましたが、勝敗は別に人気者と言う側面にスポットライトを当てていて、ゲームシステム的にやはりそうするしかないよな、と思った所で(通常では)絶対勝てない有馬記念にやられました
【回答者のおすすめシーン】(一部抜粋)
・有馬記念出走前、ウララは最初からずっと諦めていなかった、とトレーナーが気づくシーン
・有馬記念を勝った時。今では大分簡単になったがグランドライブ以前のシナリオではゲームシステムの理解のみならず、運にも左右され、勝つことは非常に難しかった。それだけに実際勝てた時はガチ泣きした
・有馬記念出場後
・シニア有馬記念。それまでどんなにG1を勝ち続けても最後は敗北者で終わると言う残酷さ。ハルウララと言う愛されキャラが走れるだけで幸せだった彼女が初めて悔し涙を見せる所に心打たれました。
そして、その上で苦労して一生懸命因子を集め、苦労の末にようやく有馬を乗り越えた感動も素晴らしい体験でした
<cms-pagelink data-page="2" data-class="center">第1位は圧倒的な人気! 多くの回答者が絶賛したシナリオとは</cms-pagelink>
■第2位「ネオユニヴァース」:8.2%
ここまで僅差が続きましたが、素晴らしい追い込みで堂々の第2位に食い込んだのは「ネオユニヴァース」でした。彼女が実装されたのは、今年の4月19日。まだ日が浅いため、その分だけ経験しているプレイヤーも比較的少ないはずですが、体勢不利を覆す力強い魅力があった証左と言えるでしょう。
彼女を選んだ回答者の一部は、史実を絡めた点に注目。特に、競走馬のネオユニヴァースとミルコ・デムーロ騎手の関係性を踏まえたようにも思えるシナリオ展開に言及し、その素晴らしさを熱弁しています。
【回答者のコメント】(一部抜粋)
・育成終了後の史実の話が多く入っていたし、自分はすごく感動したので、ネオユニヴァースです
・ネオユニヴァースが、ウマ娘が生まれた理由や背景、そしてたどり着いた答えが愛というあまりにも優しく壮大なストーリーだから
・史実を絡めた部分とウマ娘世界の根幹の設定に切り込んだSF部分がよく出来ていた
・ウマ娘は「別世界の名馬の魂と名前を受け継いだ存在」ですが、ネオユニヴァースのストーリーでは他のウマ娘と違い、トレーナーが「騎手、調教師、厩務員」の魂を受け継いでいる事が(明言されている訳ではないが)より色鮮やかに描かれている点。
そしてこの点がストーリー上、非常に大きな意味を持つ。その邂逅が本当に素晴らしい。またネオユニヴァースの実馬の特徴(デムーロ騎手の言葉)をあのような形に落とし込んだのも見事
・史実という「宇宙」を上手く絡めていて面白い。Mデムーロとの絡め方も凄い
・デムーロ騎手との絆を感じられる史実ネタ広いまくりのストーリーに加えてウマ娘世界の根幹に触れるような話も出てきて読み応えがあった
・このストーリーはデムーロ騎手へのラブレター…ですわ。そしてそれはサイゲームスからのものであり、或いは競走馬ネオユニヴァースからのものである、と感じました。
実際のネオユニヴァースは人間の言葉が話せませんでしたが、心では本当にこう思っていたのではないか…と思わせる見事な内容でした。 あっぱれ
【回答者のおすすめシーン】(一部抜粋)
・シニアのファン感謝祭 ケガの事を話せなかったことを告白するシーン
・菊花賞のパドックでトレーナーが駆けつけたシーン
・育成終了後の「わたしはあなたに会うために来た」がすごく好きです
・「わたしはただ『あなたと過ごしたかった』だけ」
・最後の最後で、とある場所でネオユニヴァースとトレーナーが言葉を交わすシーン。心から凄い、と思いました
・ネオユニヴァースの主戦騎手であったデムーロジョッキーとの関わりを感じさせるシーンはたくさんありますが、一番推せるシーンはグットエンドでトレーナーとネオユニヴァースが話すシーンです。
そこでは、いつも難解な言葉を用いるネオユニヴァースではなく、柔らかく理解しやすい言葉で会話できるようになり、そこからの会話はネオユニヴァースとデムーロ騎手の関係性を知っていると号泣ものです
■第1位「メジロアルダン」:23.9%
今回のアンケートでは、2位から5位、さらに6位以下も接戦が続きましたが、第1位は完全独走状態。
実装順で見ると、「メジロアルダン」はファインモーション(第4位)のやや後で、アドマイヤベガ(第5位)の直前。2021年末~2022年2月に実装されたウマ娘たちの育成ストーリーが、評価の面で大きな注目を集めています。
「メジロアルダン」の育成ストーリーについて、「ガラス細工のように美しい物語だから」「ガラスの脚を乗り越えて永遠の輝きになる」「あまりにも美しい純愛でした」と、彼女が抱える運命になぞらえつつ、その美しさに射抜かれた方が続出。
また、「全てが命掛けで、それゆえに今を描くという物語が美しかった」「病弱覚悟激重お嬢様からしか得られない栄養がある」「シナリオが完璧すぎた。スポ根としても、ギャルゲーとしても、ウマ娘としても」といったコメントもあり、様々な形で「メジロアルダン」の辿った物語を賞賛する声で溢れました。
【回答者のコメント】(一部抜粋)
・メジロアルダンの生まれ持ったハンデであるガラスの脚を抱えながらもトレーナーとの二人三脚でガラスの脚を克服していくシナリオが王道ながらも熱い展開。
また、アルダンのレースにかける情熱、想いなどそれらを全て受け止めた上で「俺が君の未来を描く」や「だけど絶対に壊させはしない」などアルダンの脚をとても大切に思いながら勝たせるためのトレーニングをするトレーナー この2人の物語がとても美しく、格好良いストーリー
・ウマ娘のシナリオの中でもダントツで、ウマ娘とトレーナーとの関係が綺麗でとても良かった
・極めて脚の脆く儚い彼女の、レースに懸ける誰よりも強い思いに胸を打たれた
・体質が強くない故の「今」に全てを賭ける刹那主義で、次のレースで力尽きても厭わないと主張してきたアルダンの考えや決意を受け止めつつ矯正し、最後には「未来」を見据えてトレーナーと共に歩む姿に感動した
・ガラスの脚の持ち主メジロアルダンとその儚いウマ娘を導くトレーナー、両者の強い覚悟と信頼がとっても美しくて感動した。あとアルダン可愛い
・屈指に重い始まり方、ダービーでの描写ももちろんどのシーンよりも細かい、死ぬ覚悟でレースを走り抜いて、時々は純愛度100%のラブロマンス。完成度で言うのなら、アルダンのシナリオは全てを欠かさない傑作だと思っています
・切ない! 儚い! なのに熱くて甘くて逞しい! ガラスの足という運命に見舞われながらできうる限りの努力を続けてきたアスリートと、そのアスリートと添い遂げる覚悟で絶対に支え抜いて守り抜くと誓ったトレーナーの、人生を賭して挑む物語。
より優れたアスリートもいる。より優れたトレーナーもいる。
・キャラクターのビジュアルに惹かれたが、実際にストーリーを読んでみると言葉選びが美しく、メジロアルダンの強い覚悟に気持ちに心打たれた。トレーナーが格好良く相思相愛の仲で、最後まで最高のカップルだった
・トレーナーとアルダンが互いに支え合いながら前へ、前へと進むうちに起こる変化(目の前の一瞬の「今」だけではなくライバルたちとの「次」…再戦という、「今」の先にあるもの…のことまで考えられるようになっていく)と二人の関係の深化が綺麗な文章で表現されているから
・“「今」を懸命に走ること、それだけが自分に許された権利。その為ならたとえ刹那で終わろうと構わない”そう考えるアルダンが彼女の代わりに「未来」を描くトレーナーと共に歩み、自己に課した呪縛を少しずつ解いていき、やがて多くのことを望むようになり、そして互いの「永遠」を願うまでになっていく過程がとても美しいです。
シナリオ内には数多の対比が差し込まれており、彼女が変わっていく様が丁寧に描写されていて、読み返すたびに新たな発見に出会えます。
またサクラチヨノオー・ヤエノムテキといったライバルとぶつかり合い、時には互いの救いとなり、最後には永世三強という約束された歴史をぶっ壊すというカタルシスもたまりません。メジロアルダンと彼女のトレーナーの物語は私にとって永遠の輝きです。
【回答者のおすすめシーン】(一部抜粋)
・イベント「その陽光に翳すは」。 デビュー戦後に倒れてしまったアルダンの実態や決意を受け止めた上でトレーナー自身の覚悟をこれでもかと言うほど示しているシーン。
アルダンの「(自分の体が脆い故に)私を壊してしまう覚悟は、おありですか?」の問いかけに対し「(その覚悟は)ある」と言い切り、「だけど、絶対に壊したりしない」と直後に続け、アルダンの数年先まで見据えたトレーニングメニューと出走ローテーションの表を同時に見せたトレーナーの言動が、アルダン以上の覚悟の表れとアルダンへの真剣な気持ちを表現していて好き
・シニア期お正月イベントの下の選択肢
・クリスマス(シニア級) 甘く詩的な二人の世界で心が満たされます ※要砂糖耐性
・バレンタインイベントの膝枕のシーン
・衝撃を受けたのは、キャラスト7話にあるアルダンがトレーナーの肩に頭を乗せて「あなたが止まり木」という独白をするシーン
・アルダンとトレーナーが互いに互いを描くシーン。最初の刹那展の話からこの最後にたどり着いて感動した
・育成ラストレースであるシニア級「天皇賞・秋」 今までの集大成として、オグリキャップらに挑むレース。このレースへ出走する前にアルダンはトレーナーに「行ってきます」と言うが、実は今までは「行って参ります」だった。
天皇賞・秋でオグリキャップらに勝ち、遂にアルダンはガラスの脚を克服する。この瞬間がとても大好きなので1番推したい
・URAファイナルズ優勝後に「今」を生き続けていたアルダンがトレーナーと「未来」を歩むことを誓い合うシーン
・エンディングの私たちだけの"永遠"になりますという今後も2人は一緒に歩んで行くんだなとなって綺麗だった
・ベタですが、グッドエンド「此処に誓うは」でアルダンとトレーナーが互いの今と未来、そして永遠を刻み続けることを誓い合うシーンです
・オープニングイベント「メジロアルダン登場!」にて「自分を輝かせることができるのは自分のみ、それはこの先も変わることはない」とどこか孤独の闇中に居たアルダンがトレーナーという唯一無二のパートナーを得て、そしてたどり着いた光の中で「私達だけの永遠」という答えを描き出すという流れは本当に感動的で、心に焼き付いて離れません
<cms-pagelink data-page="3" data-class="center">素晴らしいのは、この5人のストーリーだけじゃない!</cms-pagelink>
■心を震わせた回答者たちの、熱いコメントをたっぷりお届け!
回答者の意見が特に集中したのはこの5人でしたが、心を震わせる物語はこの他にも多数あります。票数こそ届かなかったものの、ウマ娘たちそれぞれに熱いコメントが寄せられているので、一部となりますが最後にまとめて紹介させていただきます。
【アグネスタキオン】
・育成ストーリーはどうしても簡素になりがちな印象だが、タキオンのストーリーはその中でも比較的物語性が強く、作り込まれているなと感じた
【アグネスデジタル】
・どこにでもいる平凡なウマ娘から始まるが、どう見てもどこにでもいないウマ娘である。トレーナーへの反応が面白くて可愛いところ、ウマ娘ちゃんたちへの愛が伝わってくるところなど
【アストンマーチャン】
・ウマ娘が実在馬をモチーフとして作品づくりとしたことで果たした役割の一つが、そのウマをその年月までもタイムスリップさせてくれた事だと思います。
07年代の2つの巨星は眩し過ぎて、彼女は実際私にとって色褪せていった存在の1つでした。
しかし、ここでマーチャンの物語と巡り合い、ある1つの願いを頼りにあの時足りなかった一歩は消えない証として今に残りました。
そのマスコット人形はきっかけに過ぎないかもしれない。けれどそれを再び手に取った時、記憶の奥にあるターフに色を取り戻してくれる。この先のウマ娘ではどんなCETIが出来るのか楽しみになった大切な物語の1つです
【エアシャカール】
・歴代で最も惜しい準三冠馬でありながら、同期を含めてそれ以降の成績が振るわず、評価のされなかった点を99世代と絡めることでうまく表現している点と、理解できないと称された気性の悪さを「IQが高すぎる」という方向性で表現している点。
更に全ウマ娘が持っている宿命という史実を、自作パソコンであるParcaeを通じて知っていてもなお挑み続ける覚悟と、トレーナーという不確定要素が介入したことで結果が覆った瞬間。
全ウマ娘に言えることではあるが、トレーナーという存在が絶対に必要なウマ娘であると強く感じるシナリオだったこと
【エイシンフラッシュ】
・トレーナーとの関わりを深めていくうちに、時間に囚われない事も学んでいくのが可愛い
【エルコンドルパサー】
・見た目では気になっていなかったエルが推しになるほど感動的
【カワカミプリンセス】
・実装前まで、おてんばでパワーで何でも解決しそうな雰囲気が強く表れていたカワカミプリンセスですが、育成ストーリーでは彼女の素直さが裏目に出てしまい、世間の評判を素直に受け取ってしまったことで、彼女らしさを見失ってしまいます。初詣もバレンタインも、どこか胸苦しさの残る中行われるほど彼女はぎこちなさを抱えたまま金鯱賞を迎えますが、レース後にスイープトウショウの叱咤、一流ウマ娘の高松宮記念参戦など、先輩たちによって彼女は導かれ、彼女は彼女らしさを取り戻し、また一競技者として自分自身が誇れる自分を見出し、強く成長していきます。今度は彼女が誰かを導く者になるほどに。
登場キャラクターが皆優しく、魅力的に描かれているこのストーリーでは、キングヘイローは勿論のこと、特にこの時点では未実装だったスイープトウショウがどこまでも彼女らしくカワカミプリンセスを導く姿が印象的です。
素直すぎた少女が自分らしさを取り戻し、ハッピーエンドへと向かっていく物語。彼女が伝説のお姫様になるまでの物語をどうか見届けてください
【キタサンブラック】
・最初は期待されてないのに努力でどんどん期待されてくストーリーが超王道主人公で好きでした
【キングヘイロー】
・黄金世代と呼ばれる同期のライバル達の中で、自分の才能に葛藤したり、周囲の評価に悩んだりしながらも「一流」であることを証明しようとする彼女の戦いが美しかった
【サクラチヨノオー】
・憧れのマルゼンスキーを目指して努力するチヨノオー。しかしそのマルゼンスキーはもう自分はピークを過ぎたと話す。憧れとのレースは実現しそうにないまま、それでも同期と切磋琢磨していくのですが、チヨノオー自身もピークが過ぎつつあり…。ピークが過ぎたのを枯れていく、朽ちていくと表現されるストーリーが切なく、また、本格化してピークを迎えやがて衰えるという競走馬の宿命をモデルにした、ウマ娘ならではのストーリーが胸をうちました
【サクラローレル】
・見向きもしてくれなかった最強のナリタブライアンが、サクラローレルが強くなっていくと共に背中を追うようになるから
【シンコウウインディ】
・誰より目立ちたい、100年後も語り継がれるウマ娘になりたい、というウインディちゃんが、 「レース中に競争相手に噛み付いてしまった」というトラブルから大きなレッテルを貼られ、望まぬ形で目立つことになってしまい……というところから始まる独自性の強いストーリーがとても印象的でした。
一度ついてしまった悪名はなかなか消えることはなく、時に挫けてしまいそうになる心をトレーナーに支えられながら、諦めずに走り続け、そしてついに汚名返上をしてみせたウインディちゃん。
全ての育成目標を達成したあと、トレーナーと2人で仕掛けた「イタズラ」は、全育成ストーリーの中でも最高のカタルシスを与えてくれる名シーンでした!
【スイープトウショウ】
・史実での出来事を、ウマ娘での仕様に落とし込めていると感じたからです。競走馬のスイープトウショウ号は牝馬ですが、ウマ娘では雌雄の概念が無く、このままでは賞金の劣る牝馬限定戦に出る理由がありません。
しかし、スイープの育成シナリオでは、桜花賞やオークス、秋華賞といった、いわゆるトリプルティアラ路線を歩んだ馬でも強いという事を証明するために、レースを選択します。ここの描写がすごく丁寧で、女性しかいないウマ娘の世界観でも、不自然に感じないと思いました。
また、先日JRA顕彰馬に選出されたアーモンドアイ号や、安田記念を連覇したソングライン号のように、牡馬相手でも十二分に勝負できる牝馬が増えています。このような変化にも言及があり、凄く読み応えのあるシナリオでした
【スマートファルコン】
・どうしても注目されがちな芝に対して、自身の適正と夢のウマドルの理想に葛藤しつつ、ダートでも圧倒的な強さから日本一を掴み取り、競馬に芝もダートも関係ないと言うことを証明するストーリーに感動!
【タマモクロス】
・家族間の強い絆や、オグリ達ライバルとの熱い闘い、トレーナーとの信頼関係などを強く感じられる最高のストーリーだと思う!!!!
【ツインターボ】
・ウマ娘ストーリーのアツさや史実ネタ、多くのウマ娘が登場するところやウマ娘ファンなら伝わるような小ネタが満載で読み応えや感動が多く、ウマ娘王道路線ストーリーの中でも特にクオリティが高く仕上がってると感じた
【トウカイテイオー】
・好きなウマ娘と言うのもありますが、史実ではかなわないルドルフとの対決が見られるところ。あとアニメとは違うテイオーが見れるところも良いです
【トーセンジョーダン】
・やはりウマ娘最高のスポ根ストーリー、トレーナーだけではなく、友人や先生達と共に挫折に立ち向かうのは一番ウマ娘の生徒らしさを見せた
【ナカヤマフェスタ】
・フェスタが恩師に生きる希望を与えるため、トレーナーと共に人生を賭ける姿に胸を打たれました
【ナリタタイシン】
・最初は単なる周囲への反発だったが、後半は自己否定しようとする自分を乗り越えようとするストーリーが凄く印象的
【マチカネタンホイザ】
・レースで負けてもめげない心の強さに好きになった バレンタイン、福引き、温泉旅行などのイベントでトレーナーへの好意を伝えてくるからホントに可愛い
【ミスターシービー】
・最初は走る理由を見つけることがわからなかった子がライバルが現れることでターフで楽しんでレースしてくれて感動させてくれた
【メイショウドトウ】
・ストーリー終盤で、これまで憧れの存在であったテイエムオペラオーを越えることを強いられる展開はアツいとしか言いようがなかった
【メジロブライト】
・クラシック期は史実親であるライアンとの境遇の近しさに触れ、終盤にかけてメジロ家の高潔さと衰亡を描き切った点
【メジロマックイーン】
・メジロ家の誇りとも言える天皇賞の楯。そこに、自分の名前が入った楯が並んだ時こそ、メジロ家の一員として認めてもらえる。勝ちたい勝たなければならない、メジロ家のウマ娘として……・。その思いは、かつて私が経験した自動車レースそのもの
【ヤマニンゼファー】
・「風になりたい」という荒唐無稽にも聞こえる夢を、トレーナーと二人で乗り越えていく姿が熱い上、所々で子供っぽさを見せながらトレーナーを振り回すゼファーが可愛い
【ライスシャワー】
・一番最初に選んだウマ娘で、初期の中では異常なほど育成難易度が高く、クリアするのにとても苦労させられたのが今ではいい思い出です