元SIEワールドワイド・スタジオ会長のショーン・レイデン氏が、自身のX(旧Twitter)で特別な刻印が施されたPSPを公開。あわせて2014年6月に出荷を終了したPSPの正確な製造台数を明かしています。


◆『モンハン』ブームの火付け役
PSPこと「PlayStation Portable(プレイステーション・ポータブル)」は2004年12月に発売された携帯型ゲーム機。UMD(UNIVERSAL MEDIA DISC)と呼ばれる専用メディアが採用され、セーブデータやゲームデータの保存にはメモリースティック Duoが使われました。

また、映画や音楽といったエンタメや、Wi-Fiを介したインターネットなど、ゲーム以外の楽しみ方も特徴の一つです。

専用ソフトには『モンスターハンター ポータブル』シリーズをきっかけに、PSP本体を持ち寄ってみんなでマルチプレイをする「ハンティングアクション」ムーブメントが炸裂。『ゴッドイーター』や『討鬼伝』などが続いたほか、『メタルギアソリッド ピースウォーカー』や『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII』といった名作が数多く生まれました。

◆正確な生産台数は8,252万3,607台!
レイデン氏が投稿したPSP本体には「In memory of PSP last production」のほか、2004年11月9日~2014年9月26日までの間に、8,252万3,607台が製造されていたことを示す文字が刻まれています。

プレイステーションを展開するSIEことソニー・コンピュータエンタテインメント(PSP発売当時はSCEことをソニー・コンピュータエンタテインメント)のホームページでは全世界での累計売り上げが「7,640万台以上(2012年3月末時点)」とされており、過去に海外メディア(IGN)の記事では8,200万台以上であることが判明しているものの、正確な製造台数までは語られていませんでした。

来年2024年はPSPの誕生から20周年。名作たちに思いを馳せるのも良いかもしれません。
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