2023年もまもなく終わりを迎えます。みなさん、今年もたくさんゲームはプレイできましたか?インサイド編集部でもさまざまなゲームが流行りましたが、今回は「インサイド編集部&ライターが選ぶ!2023年面白かったゲームまとめ」をお届けします。


◆たまごまご:『ホロキュア HoloCure Save the Fans!』
VTuberグループホロライブを題材にした「Vampire Survivors」リスペクトゲームで、がっつり作り込んだバージョンアップで今年Steamに登場。演出が爽快だしキャラかわいいしで、時間がみるみる溶ける溶ける。大量に詰まっている小ネタ探しも楽しい。ホロライブの面々も配信で遊んでいて、それを観るのも楽しい。

こういう2次創作ゲームの権利ってどうなるんだろう?と思っていたらホロライブ本家が「二次創作ゲームに関するガイドライン」を最近出したことで、二次創作ゲームの有償配布が可能になったとのこと。ゲームとVTuberのIPで大きな進展が起きているのかも。


◆FUN:『あつまれ どうぶつの森
新鮮さを求めて英語版で遊び始めた筆者。セリフが日本語版とまったく違うことに気づきました。例えば、初めて離島を訪れたこのシーン。日本語版では二度と同じ島に戻れないことを説明するだけですが、英語版では「このあと飛行計画を燃やすんです。セキュリティ上の理由でね。これ以上は説明できませんな。」なんて洒落たセリフに変わっています。
『あつ森』に詳しい人ほど思わずニヤリとしてしまう英語版プレイ。ぜひ一度お試しあれ。

◆そりす:『1 Bit Survivor』
ほぼ毎週登場する三国志やら戦国時代の中華ゲーに飽き飽きし、新しいものが出たと思えばポストアポカリプスなゾンビゲーで中身は三国志系とまったく一緒...。ガワだけ変えた同じような村ゲーが大量に蔓延るアプリストアの中で、たまたま遭遇した1作品です。

モノトーンでレトロ調なグラフィック、全編英語だけど誰でも直感的に遊べるワンタップな操作性。残りの弾数はどれくらい?体力は持つか?車を動かすガソリンはいずこに?スマホでもPCでも遊べるローグライクサバイバルです。
電車に揺られて眠気と戦っている時に起動すると、いつの間に目的を過ぎてたりする危険な代物でした。

多くの人気アプリゲームをダウンロードし、毎日デイリーに追われている中で、コイツだけが人知れず場違いのように居座り続けて半年以上。消すつもりもありません。いつもはなんとかウィズさんでお仕事しており、積極的にマイナーゲーを拾ってきては紹介してるのですが、今作はいまだ未紹介。ひっそりとプレイし続けている闇のゲームです(紹介するタイミング逃したのでもういいや感)。

◆焦生肉 :『原神』
何だかんだで今年も最もプレイしたゲームになりそうです。
大作タイトルに匹敵するコンテンツ量とそのクオリティ。基本無料で遊べるゲームであることを今でも不思議に思います。一時聖遺物の管理に疲れ、メインコンテンツを含め足が遠ざかった時もありましたが、任務や探索がデイリー報酬の進捗となるようになってから毎日少しずつ進め、楽しんでいます。続々追加されるイベントや毎期の螺旋などやるべきことはまだ沢山!フォンテーヌへの本格進出はもう少し先になりそうです。

◆茶っプリン:『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝』
パルデア地方を飛び出して「キタカミの里」「ブルーベリー学園」を巡る新たな冒険へと出発するDLC。特に「キタカミの里」は、家の前が田んぼという地方在住の筆者にはグッと刺さる舞台でした!周りの民家と比べてちょっと新しめの公民館とか分かる~とニヤニヤしながらプレイしていました。


ストーリー面では、徐々に分かるゼイユの可愛さ、その裏で巻き起こるスグリくんの怒涛の感情爆発にドキドキびくびく。ブルーベリー学園での再会も衝撃的の一言でした。後編はまだ始めたばかりなので、どんな結末を迎えるのか楽しみです!

◆鈴木 伊玖馬:『文字遊戯』
文字だけで表現された世界で、魔龍討伐を目指す“勇者”こと「私」(わたし)の冒険が描いたシン・テキストADV。プレイしたのは先行配信している体験版ですが、言葉の意味をじっくり考え、謎を解いた時の満足度は他では味わえません。また、文字だけの世界とは思えない見事な演出にも興奮しました。注目ソフトが多く出た2023年の中でも特にワクワクした1作。
2024年の正式発売を心から楽しみにしています。

◆気賀沢 昌志:『Survival Quiz CITY おまつり編』
「Survival Quiz CITY おまつり編」は基本無料で楽しめる、最大20名参加可能のアクションクイズバトルです。クイズに正解すれば「勝ち組」に、不正解すれば「負け組」に。「負け組」はその後、アスレチックコースを全力疾走しなければ生き残れませんし、「勝ち組」はそれを妨害することができます。最後まで生き残る、または賞金総額でトップになれば優勝!

そんな、知力・体力・時の運! みたいなゲームです。

筆者は毎週火曜に文化放送A&Gで配信されている公式番組「サバイバルクイズシティ ラジオ編」を視聴し、番組が立てるカスタムマッチに時々参加中。MCの桃井はるこさん、アシスタントの声優アイドルグループ「ギャイドルズ」とともに遊ぶクイズバトルは最高です!

◆臥待 弦:『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』
ライターとしては何のひねりもないピックアップで恐縮しきりですが、「今年面白かったゲーム」の中にこれが入ってなかったらイカンだろうと思い、見栄は抜きでチョイスさせていただきます。事前情報では「空にも冒険が広がる!」とあれだけ謳っておきながら、実は地底世界の方が遥かにボリュームたっぷりで、いい意味で「だまされた!」と叫んだのは一生忘れません。

◆カミヤマ:『Brotato』
私事ですが今年はママになりまして、なかなかにゲームを捻出する時間がないのですが、それよりも問題だったのが産後のメンタルでした。とにかく何をしても泣いてしまうのです!家族が出てくる映画は泣く!子どもが関わる小説は泣く!米津玄師を聴いて泣く!

そんな地雷原を歩くような日々のなかで、唯一プレイできたのが本作です。プレイヤーはポテトになりエイリアンの大群を撃退していくのですが、次回に持ち越される資源はなく、毎回ひたすら敵を倒すだけ。虚無状態で遊び続けられるので、妊婦さんや新米ママさんに大変おすすめな1本です。

◆T.Yuta:『ライザのアトリエ3 ~終わりの錬金術士と秘密の鍵~』
ガストが贈る錬金術RPG『アトリエ』シリーズ最新作、「秘密」シリーズのフィナーレ。冒頭、いつもの仲間に加えて、過去作では共に戦うことがなかった「ボオス」が登場し一緒に戦闘する場面で1・2プレイ済みの筆者は感涙しました。

新しい仲間や「鍵」システム、広大なフィールドなど追加要素を盛り込みつつ、根本部分は変わらない面白さ。ストーリーは過去作の出来事を丁寧に取り上げつつ、各キャラクターの物語がスッキリ完結します。エンディング、悪ガキだった頃からライザたちを見守ってきた「アガーテ」の言葉に、満足感と“最後の夏の冒険”の物寂しさを感じました。

◆すえなが:『ファイナルファンタジーXIV
『FF16』をやっていたら久々に遊びたくなったので、約10年ぶりに新キャラで始めました。当時のことはあんまり覚えてないのですが、昔よりかなり遊びやすくなっている上にコンテンツがとんでもなく豊富!どんどんと沼に引きずり込まれて、今ではすっかり生活の一部となってしまい、2023年下半期はほぼこれしかやってません。新しい仲間もでき、一緒にバトルへ行ったり、採集&製作をしたり、何もせずにダラダラっとだべったりと、久しぶりのMMOを満喫しています。

10年続いているMMOですが、初心者サポートが超充実しているので、今から始めても全く問題なし!まだ触ってない人にはぜひ遊んでみてほしいです。というかやれ。大型パッチ『紅蓮のリベレーター』(一般的なRPG3,4本分くらい)までタダだぞ。エオルゼアで僕と握手!!!!!

◆SHINJI-coo-K:『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』
ソシャゲはやらない方なのですが、FFが題材ということもあり始めてみたらだだハマりしました。オート戦闘なので楽なのもあり、なによりキャラクター育成が楽しすぎます。マストプレイなソシャゲとなっております。

◆ハル飯田:『ゴースト トリック』
とある男が死んでしまってから翌朝までのたった一夜、魂となって「なぜ自分は死んだのか?」を探る物語が描かれる、2010年にDSで発売されたミステリーアドベンチャーのリマスター版。ギミック満載のパズルと緻密に練られた物語は「正解・真相に気づく喜び」に満ちており、細かな言い回しなど作品の雰囲気も最高。正直「DSのゲームでしょ?」とちょっと舐めてましたが全く古さがなく、ゲーム実況世代の人にも自分で遊んで欲しくなる、リマスターされるのも納得の一本でした。

◆白黒:『Q2 HUMANITY』
画面内に線を書くことでお題をクリアしていくゲーム『Q』の新作。前作の線を書く要素はそのままに、プレイヤーが操作するキャラクターが実装され全く新たなゲームに生まれ変わりました。最大4人のマルチプレイも可能となり、なんと1人がゲームを持っていればリモートプレイで全員遊べる神仕様。4人のキャラで役割分担することもあれば、突然崖から落とされることも日常茶飯事で、今年一番笑ったゲームです。

◆ねんね太郎:『桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~』
『桃鉄』の新作が出るってだけでも嬉しいのに、今回は舞台が世界となったことで完全新マップに。「序盤の出雲はウマい」「さぬきの偉人は絶対死守」といった従来作品の知識が全く通じないため、これまでにない新鮮な気持ちで遊べました。

何度か幸運に助けられたこともあり、初見の100年ソロプレイで「さくま」「えんま」相手に全物件制覇できてとってもハッピー。さらに100年プレイ後に解放される“とくべつマップ”もあるため、一人でも相当やり込めます。なによりソロプレイは、遠慮なしに相手へ妨害が打てるのでノンストレス。ひたすら没頭したい方はぜひ。

◆くろすけ君:『ストリートファイター6』
僕が今年一番面白いと思ったゲーム、それは『ストリートファイター6』です!前作の発売からおおよそ7年、全世界のカプコンファン及び格闘ゲーマーが待ちに待った新作になった本作。ファンの期待をいい意味で大きく裏切ってくる素晴らしいゲームとなってました。

今までのシリーズにはなかったそれだけでフルプライスの価値がある1人用モード「ワールドツアー」に、毎日ケンと迅雷ミニゲームが楽しめる何度やっても飽きない対戦などなど、僕の考えた最強の格闘ゲームなんじゃないかなと思います。

セールしてるうちに買うだけ買いましょう、後悔はさせません。なお、画像は今作一好きな変顔のエドモンド本田でごわす。

◆財仙:『theHunter: Call of the Wild』
しばらく前に購入してから気が向いたときにちまちま鹿を狩って遊んでいたのですが、先日友人が購入したため初めてマルチプレイをしました。お互いに獲物を狩るスピードを競ったり協力して鹿を追いかけたりと、マルチプレイならではの遊び方がとても面白いです。鹿の足跡や糞を追っていく作業はシングルプレイでは孤独との戦いですが、友人となら何気ない会話の時間に。2017年のゲームですが映像もかなりよく、森を歩き回るハイキングシミュレーターとしても楽しんでいます。写真は新しいスコープを購入してニコニコ顔で写る僕です(友人撮影)。

◆七成:『Sea of Stars』
クラシカルなRPGに独自の新システムを追加した王道派RPG。スーパーファミコンに影響を受けた開発陣によって作られている本作は、グラフィックとサウンド面で古き良きRPGの雰囲気を上手く再現しています。オクトパストラベラーのようなHD-2Dも良いが、昔ながらのドットを現代に合わせて進化させるのも良いと思わせてくれる作品です。また筆者はデモ版からプレイしましたが、デモ版でも隠し要素などの遊びを見せてくれる太っ腹の良さには好感を抱きました。製品版はおよそ50時間あれば全実績の解除が可能です。昨今のゲームにありがちなクリアするには100時間かかるなどの時間的な制約もないため、気軽に始められる良作RPGになっています。

◆多賀 秀明:『Football Manager 2024』
選手は一切操作せず、ただひたすら監督としてサッカーチームを率いるシミュレーションゲーム。今作で初めて公式日本語対応・Jリーグクラブを収録したのをきっかけに、地元のJリーグチームの監督として始めてみました。

次の試合が始まるまでに、戦術を決め、限られたスタッフを采配し、スカウトを派遣し、ユースチームの面倒も見て、クラブの収支を睨み、主力選手と金銭面で喧嘩し…。とにかくやることが多いですが、何から何まで自分で運営した分、試合でゴールが決まれば本気のガッツポーズが出ます。

一部Jリーグ選手の能力が現実と乖離している等、多少の不満はありますが、アップデートで随時改善されていくと信じて、今日も元気に檄を飛ばします。これもう副業だろ…。