有料DLC「ゼロの秘宝 後編・藍の円盤」がリリースされ、物語に一区切りをつけた『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』。
新作や外伝はもちろん、中でもよく耳にするのが『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』のリメイク版。昨今も関連性を匂わせる情報が発見されては、SNSで「BWリメイクの伏線か!?」と話題になるなど、正式発表を待ち望む声は絶えません。
本記事では「ポケモンデー2024とかで発表されないかな~」との期待半分、こうやってワイワイ考察しながら盛り上がるのも楽しいよねとの思い半分で、昨今に噂された「ポケモンBWリメイクの伏線」をひとまとめ。信憑性の高いものからこじつけ感のあるものまで、いろいろ振り返ってみましょう。
◆ブルーベリー学園がイッシュ地方にある
「後編・藍の円盤」の舞台・ブルーベリー学園が、『ポケモンBW』の舞台・イッシュ地方にあるというもの。地下鉄で登校している生徒もおり、ライモンシティの「バトルサブウェイ」を使っているのかもしれません。
◆戦闘BGMが『ポケモンBW』のアレンジ
ブルーベリー学園での戦闘BGMには、『ポケモンBW』のアレンジBGMが使用されています。藍の円盤の配信初日から大きな話題を呼び、懐かしむプレイヤーも多くいました。
◆イッシュ地方の伝説ポケモンたちを強調
歴代伝説ポケモンが登場することを伝えた「『ゼロの秘宝』ファイナルトレイラー」にて、ほとんどの伝説ポケモンたちがひとまとめで紹介されるなか、「レシラム」「ゼクロム」「キュレム」は個別の紹介シーンを用意。「イッシュ地方の伝説が強調されているのは伏線だ!」と盛り上がりました。
◆ブルベリーグ四天王の出身地
ブルベリーグ四天王はみんなイッシュ地方出身。
また、タロとカキツバタにはイッシュ地方のジムリーダーとの血縁関係を示唆するシーンがあります。タロは父親がジムリーダー、カキツバタは祖父がジムリーダーなんだとか。
◆ブリジュラスの見た目がスカイアローブリッジ
新ポケモン「ブリジュラス」の見た目が橋っぽいことを受け、イッシュ地方最大の橋「スカイアローブリッジ」を連想する声が。初登場がブルーベリー学園(イッシュ地方)なので、モチーフとなっている可能性もありえそう。
◆『ポケカ』で「エーススペック」が復活
『ポケモンカードゲーム』にて、2024年に「ACE SPEC(エーススペック)」の復活が決定しました。エーススペックは過去の『ポケカ』に存在したルールで、初登場したのは『ポケカBW』シリーズ時代の2012年7月。今になって復活するのは、リメイク発表を盛り上げる狙いもあるのかも?
◆ポケモンデーの白黒演出
2023年2月27日に行われた、ポケモンシリーズの誕生を祝う大型情報公開イベント「ポケモンデー2023(Pokémon Presents)」。その予告映像では“白黒の演出”が目立ちました。画面が砂嵐で覆われたり、ポケモンデーのロゴが白黒だったり。
◆ポケモンデー前に「ゲーチス」が人気カード化
同じく「ポケモンデー2023」の前には、『ポケカ』で歴代悪の組織のボスをテーマにした人気カード「ボスの指令」に、『ポケモンBW』のボス「ゲーチス」バージョンが新登場すると発表されました。
◆ポケモンデー前に「イッシュ地方のポケモンたち」が怒涛のピックアップ
さらに「ポケモンデー2023」の前には、公式がイッシュ地方のポケモンたちをプッシュ。
グッズ「Pokémon fit」と「全国ずかんメタルチャーム」のイッシュ地方版がそれぞれ1月、2月に発売されたほか、公式サイト「ポケモンずかん」では「レシラム」「ゼクロム」「キュレム(ブラック・ホワイト)」がピックアップされて紹介されていました。
上述した「白黒演出」と「ポケカのゲーチス」を含め、タイミングがタイミングなだけに「ポケモンデー2023」でのリメイク版発表への期待はうなぎ上り。まあ発表はされなかったのですが。
◆「N」と「マスカーニャ」のイラストがそっくり
これも「ポケモンデー2023」の直前に話題を呼んだもの。『ポケモンBW』の重要キャラ「N」と、新御三家「マスカーニャ」の公式イラストがそっくりだと盛り上がりました。
見比べてみると、緑のカラーリングや両腕を広げた特徴的なポージング、顔の角度や脚の位置まで完全に一致。「マスカーニャのニャ(N)はNの事を指していたのか…」など、伏線というよりは面白半分のネタとして笑いを集めました。
◆「過去と未来」という共通テーマ
『ポケモンSV』で扱われた「過去と未来」というテーマですが、実は『ポケモンBW』も過去と未来をテーマにしている節があります。
「過去と未来が絡みあう街」と紹介される「ソウリュウシティ」をはじめ、バージョン限定エリアとして高層ビルが立ち並ぶ近未来的な「ブラックシティ」、自然豊かで原始的な「ホワイトフォレスト」が存在。『ポケモンSV』の内容から『ポケモンBW』を連想する人も多かったのです。
◆広告にキョウヘイっぽいシルエット
『ポケモンSV』のポケモンセンターで流れている広告に、『ポケモンBW2』の男主人公「キョウヘイ」らしきシルエットが映るというもの(特に同作のOPに登場した姿に似ているそう)。
◆テラスタルとジュエル
「テラスタル」が発表されたときには、その姿が『ポケモンBW』で初登場したどうぐ「ジュエル」を連想させると言われました。
◆リメイク版ではテラスタルが使える?
パルデア地方特有の「テラスタル」ですが、研究次第ではパルデア地方以外でも使えるようになるかも…というシーンが。事実ブルーベリー学園ではテラスタルの実用化にこぎつけており、一連の流れが『ポケモンBW』リメイクでもテラスタルを使えるようにする伏線ではないかと考察されています。
◆リーグ部には小ネタ満載
模様替えしたリーグ部には『ポケモンBW』との繋がりを感じる小ネタが満載です。「モノトーン」では内装のカラーリングが白黒で統一されるほか、イッシュ御三家やブラックシティとホワイトフォレストの額縁、ライモンシティにある観覧車の小物などが設置されています。
また、「フューチャー」ではイッシュ地方の映画撮影施設「ポケウッド」がモチーフに。「巨大UFO」や「メカバンギラス」がモニターに映されています。
◆白黒な倉庫
パルデア地方に広く展開するショップ「デリバードポーチ」の倉庫が白黒で色分けされており、『ポケモンBW』のタイトルカラーと同じだと注目されました。
◆白黒で終わるフィールド
こちらも色ネタ。『Pokémon LEGENDS アルセウス』のフィールドは、最初に開放されるのが「黒曜の原野」、最後に開放されるのが「純白の凍土」。“黒”で始まり“白”で終わります。
◆過去に飛ばされたノボリ
遥か昔のシンオウ地方こと「ヒスイ地方」が舞台の『Pokémon LEGENDS アルセウス』では、『ポケモンBW』の人気キャラ「ノボリ」が登場。現代からタイムトラベルしてきた同一人物であり、記憶を失って自分が何者なのか覚えていないという悲痛なキャラ付けがされていました。
同作では記憶を取り戻すことなく、双子の相方「クダリ」との再会も叶わず物語は完結。ファンからは救済ストーリーを望む声が多く、「リメイク版でこの出来事に触れるのでは?」とする声も少なくありません。
◆イッシュ伝説ポケモンの新種
『Pokémon LEGENDS アルセウス』ではイッシュ地方の伝説ポケモン「トルネロス」「ボルトロス」「ランドロス」が出現したうえに、その新種「ラブトロス」が初登場しました。
レジ系の王「レジギガス」が登場した『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』のリメイク版が発表される前にも、『ポケットモンスター ソード・シールド』でレジ系の新種「レジエレキ」「レジドラゴ」が新登場。同じ流れだと注目を集めました。
◆Nのセリフをオマージュ
最後は『Pokémon LEGENDS アルセウス』の重要キャラ「ウォロ」のあるセリフが、「N」のセリフをオマージュしているというもの。
ある場面でウォロが「アナタには夢があるのか?」と問いかけてくるのですが、『ポケモンBW』でもNより「キミにも夢はあるのか?」と問いかけられる場面があり、伏線の1つと考えられています。
2024年の「ポケモンデー(Pokémon Presents)」は、例年通りならば2月27日に実施予定。『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』が一区切りついた今、新たなポケモンタイトルが発表されるのは間違いないと予想されますが、はたしてそれは『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』のリメイクになるのか。ポケモンデー当日が待ち遠しいばかりです。
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