ニンテンドースイッチ向けサービス「ファミリーコンピュータ&スーパーファミコン&ゲームボーイ Nintendo Switch Online」にて、ゲームボーイ『カエルの為に鐘は鳴る』が本日5月15日(水)より遊べるようになりました。

本作は、配信開始発表と同時にX(旧Twitter)トレンド1位に輝きファンは大歓喜。
一方で未プレイユーザーからは、「何でそんなに人気なの?」と注目を浴びています。ということで、『カエルのために鐘は鳴る』大好き筆者が、盛り上がったテンションのままに少しだけ語らせて頂きます。

◆『カエルの為に鐘は鳴る』を人生で一度はプレイしてくれないか
『カエルの為に鐘は鳴る』は1992年9月14日にゲームボーイ向けタイトルとして発売したアクションRPG。その後、2012年にはニンテンドー3DS向けバーチャルコンソールでも遊べるようになりました。

実機、そして現在は終了してしまった3DSVCのみでしかプレイする手段がないにも関わらず、根強いファンは多く存在。その熱量のあまり一瞬でトレンド1位、3位へと躍り出ました。


同時に『スーパーマリオランド』など他3タイトルも発表されたにも関わらず、圧倒的な人気を見せています。本作の追加にはしゃぐ筆者がXを眺めていたところ「名前は聞いたことあるけどよく知らない」という声も多数見かけました。確かにタイトルだけではどんなゲームかわからない!

ということで、本作の魅力をほんの少しだけご紹介しましょう。本当に軽く一部なので、少しでも気になったらプレイすべきです!絶対!

本作は主人公「サブレ王国の王子」を操作して進んでいく経験値の概念がないRPG。ストーリーでいろいろあって主人公が「カエル」になる(!?)のですが、そのストーリー中や待ち行くNPCの会話にはパロディがてんこ盛りとなっています。

盛り込みすぎて、当時のネタなんかは今プレイしても何のネタなのか思い出したり導き出したりするのに苦労するのではという勢いでパロディ尽くし。
「カザンオールスターズ」「ワイン一番搾り」なんかは現代でも通用すると思います。そもそもタイトル自体が小説「誰が為に鐘は鳴る」のパロディですし……。

そんなこんなで、割となんでもアリな要素に取り憑かれたプレイヤーが続出。ゲームボーイということもあり、サクッと多く見積もっても10時間ぐらいで一度見ると忘れられない濃いストーリーを堪能でき、遊び方面でもゲーム性でも、キャラクターも魅力がたっぷりのゲームとなっています。

◆来週発売の『ペーパーマリオRPG』や、他作品にも出演中の名作
そんな本作ですが、実は来週5月23日(木)に発売するリメイク作『ペーパーマリオRPG』の元ネタにもなっていることをご存知でしょうか?

オリジナル版『ペーパーマリオRPG』は2004年に発売されており、当時より人気を博していた『カエルの為に鐘は鳴る』も密かに文字で元ネタとして出演。世代によっては、『ペーパーマリオRPG』の文言で知ったユーザーも多いかもしれませんね。


ネタバレになるのでここでは詳しく触れませんが、『ペーパーマリオRPG』ステージ4のタイトル「豚の為に鐘は鳴る」は、文字どおり本作のパロディ。ちなみに、両作の開発は同じインテリジェントシステムズが携わっています。

そのほか、『ゼルダの伝説 夢をみる島』ではリチャード王子が、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U』『SPECIAL』ではアシストフィギュアとしてサブレ王子が参戦。任天堂ファンなら何らかの作品で触れた方も多いはずの『カエルの為に鐘は鳴る』、元ネタを探るためにもこの機会にぜひプレイしてみてはいかがでしょうか?