『ゼンレスゾーンゼロ』「ルーシー」は強い、可愛い、カッコいい！ランクAとは思えない有能さを持つ「カリュドーンの子」たち

7月4日、『ゼンレスゾーンゼロ』がリリースされました。いまだ話題が衰えない本作には個性的なキャラがいっぱい。「エレン」に「ニコ」、「ビリー」や「クレタ」……多くのキャラが話に上がりますが、本稿ではライターが一週間プレイした上で選ぶ、いち推しのキャラを紹介していきます。筆者が選んだのは「ルーシー」。お嬢様口調でバットを振るい、思いっきり配下（？）の猪をボールにして敵に打ち付ける火属性・支援キャラクターです！プレイ中には「ホームランですわ～！！！」と叫ぶ、アクの強い少女ですが、Aランクでありながらその性能も折り紙付き！本稿では「パイパー」もふくめた、現時点での同じく「カリュドーンの子」陣営であるパイパーとの親和性も含め、彼女の魅力を紹介していきます。育成するキャラを迷っているという方は、ぜひチェックしてみてください！※ 記事後半では街角でみられる彼女たちのストーリーを紹介しています。ネタバレが嫌いな方はご注意ください。◆ルーシーはアクションでも有能！ランクAとは思えないバフ要因ルーシーの本名は「ルシアーナ・オクシスィース・テオドロ・デ・モンテフィーノ」と非常に長く、お嬢様らしいもの。長すぎて「本当にお嬢様なのか？」とすら思ってしまうほど。暴走族じみた「カリュドーンの子」陣営所属とあってその言動は荒々しく、アクションでもそちらが目立ちます。「片っ端から勝ちゃぁ良いんですわ！」「勝ちまくってやりますわ！」と叫ぶキレッキレの“暴言お嬢様”であるという所が、まず筆者ツボに刺さりました……暴言お嬢様、みんな好きでしょう！？アクションがいちいち可愛らしいのも推したいところ。暴力性と可憐さを兼ね備えたアクションが強烈に印象に残りました。個人的には、ルーシーがバットを降った後、優雅にくるりと一回転するしぐさがツボ。パリィした後に猪たちに支えられる姿も非常に愛らしいですね！その苛烈なアクションとは裏腹に、所作の端々からお嬢様らしさが伝わってきます。ちなみに、“ボール”となる猪たちの名前は「ヘルバ」「アルボル」「ラテレム」、ボールにされる際は涙を流しつつもなぜか縛り上げられています。……この縛り方大丈夫か！？ルーシーじゃないけれど、キャラチェンジした際にパイパーが言う「ル～シ～」という間延びした呼びかけも好き。つまり「カリュドーンの子」タッグが好きなんですよ！実は彼女たちはCBTでもその存在が伏せられ、リリース直前に発表されたキャラクター。筆者含むCBTをやり込んでいた勢にとっては、彼女たちこそが“新規キャラ”な印象を受けたのも好む理由のひとつですね。さて、そんな彼女たちですが、Aランクとは思えない高性能さも推したいポイントです！ルーシーは支援とだけあって、仲間に「かっとばせ！」というバフを付与できるのです！単体での火力は弱めですがルーシーの開幕ホームランからパーティバフのある別の炎属性キャラ、あるいは同じ陣営のパイパーを出していくという運用が非常に役立ちます。筆者は「クレタ」や「11号」など、育成済み高レアが炎属性に偏ったりもしましたので、ルーシーに頼りっぱなし！そしてパイパーとあわせることでパーティバフ以上の相乗効果が生まれるのも忘れてはいけません。この二人が揃うだけで、Aランクらしからぬ高火力を実現できます。パイパーは物理属性かつ状態異常付与に特化したキャラクター。状態異常「強撃」を簡単に発動させることができます。ルーシー、あるいは他の火属性キャラで状態異常「熱傷」を付与したタイミングで、パイパーが「強撃」をかけると、状態異常の重ね掛けによる「混沌」ダメージが発生。これが強烈なのです！『ゼンレスゾーンゼロ』では基本的に、同じ属性、あるいは同じ陣営を編成に組み込むとパーティバフが発生するため、同陣営であるルーシー、パイパーのふたりで混沌を狙いに行くというのが火力高め！ ただ、現時点でのちょっとした問題は「カリュドーンの子」陣営がこのふたりしかいない所です。ルーシーは「親衛隊のイノシシがルーシーの会心率と会心ダメージを受け継ぐ」効果なため、パーティバフが発動していなくても使えなくもないのですが、パイパーは「条件が揃った時にチーム全体の与ダメージ18％アップ」という強烈な能力を持っているのでちょっと惜しいところ。ルーシーがいない状態で他属性パーティに入れたら、このバフが発動しません。炎属性のSランクキャラには「クレタ」「11号」がいますが、物理属性のSランクはまだ「猫又」しかいないため、パイパーはルーシー抜きだとすこし勿体ないわけです。しかし混沌ダメージはかなり火力高めなうえ、パイパーは貴重な状態異常特化キャラ！ Aランクということを考えて、ふたりとも「炎編成」や「物理を含む混成パーティ」の1枠を埋める候補になりえます。なにより可愛いですしね！次項では街中でみられる彼女たちのバックストーリーについても推察しています。ネタバレにご注意ください！◆ルーシーは本当にお嬢様…？“街角ウォッチ”してわかる「カリュドーンの子」の裏側！？さて、ここまで散々ルーシーとパイパーが好きだと言っても、実は現時点でその性格やバックボーンは少ししか分かっていません！というのも、そもそも「カリュドーンの子」陣営そのものが3章段階ではまだ本格的に語られていないのです。筆者の把握している3章現在では、まだ知り合ってもいない状況なのです。元々、CBT段階から「カリュドーンの子」陣営は割と謎に満ちた陣営でした。リリースPVにて、「ルーシー」「パイパー」を含めた5人が登場し、郊外で活動する陣営とあってかなり「暴走族っぽい」と判明した程度です。しかし“街ブラ”してみると、ルーシー、パイパーは六分街やルミナススクエアふらついていたりもします。そこで彼女たちの過去や性格をぼんやりと知る事ができる……というわけで（出現条件もわからないため）時間帯を変えつつ街中をひたすら走ってみます。パイパーのことは「ゆる～い口調で話す少女」としか認識していなかったのですが、意外にも理知的で同世代から見ると達観した視野を持っていることがわかり、実に良い感じ。その道中で「カリュドーンの子」陣営キャラ「ライト」も発見しました。年齢差がありながらも、ライトを諭すノリで会話をするパイパー……「人生経験豊富で穏やかなおじさん」感を出しつつ、ゆるい口調で人を諭す少女、じつにGOODですね。「ルーシーもいいがパイパーも良き！」そんな気持ちになってきたところでやっとルーシーに出会えました。どうやら、彼女の長い本名は「本当の名前」だった様子！ てっきり“スラム育ちの少女がお嬢様に憧れて貴族ぶってる”だと思ったのですが、その逆だったようで……。裕福な生まれでありつつも、「カリュドーンの子」に入った“ワケアリな少女”のようです。もちろんこの時点で主人公とルーシー、パイパーに面識はないので、この会話は見知らぬ少女たちを執拗に追う主人公という最悪の絵面から誕生したいわば盗み聞き。ルーシーが実は本当に良いとこのお嬢様であり、今は「カリュドーンの子」でバットを振るって「フルボッコですわ！」と叫ぶのには結構な理由があるのでしょう。「カリュドーンの子」陣営が本格的に語られるのは少し先になるでしょうが、それでも少しづつキャラクターのことを知れるのが『ゼンレスゾーンゼロ』の面白いところ。今後展開されるであろう、彼女たちのストーリーがかなり気になります。あらためて、ルーシー、パイパーは使っていて非常に楽しいキャラ！Aランクらしからぬ能力もふくめて使用する価値は大いにあります。ぜひ、気になった方は育成してみてはどうでしょうか。アクションADV『ゼンレスゾーンゼロ』はPS5/スマホ/PC向けに配信中です。