今回の映像も見どころの多い内容でしたが、特に話題となったのは「魔王バラモス」の声。過去作でプレイヤーを苦しめたボスに声がつき、その迫力をさらに増していました。
そんなバラモスの「声」について、一部のファンから他作品と絡めた意外な反応が上がっており、SNSを賑わせています。
■なぜ? HD-2D版『ドラクエ3』の映像で「大魔王バーン」を思い出すユーザー続出
話題の的となったバラモスは、ファイナルトレーラーの1分10秒あたりから登場。勇者一行を相手に怯む様子もなく、強者の余裕すら感じられる声音が、これからの激戦を予感させます。
ですが、こうした迫力とは別に、「大魔王バーン様では?」といった反応が一部のファンから複数上がりました。バラモスの声を聞き、大魔王バーンを連想した人が少なからずおり、そうしたコメントがXなどに広がっています。
ここで指摘されている大魔王バーンとは、アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」(2020年放送開始版)に登場した敵役のこと。ファイナルトレーラーにおけるバラモスの声が、こちらの作品の大魔王バーンを連想させるものだったのです。
■土師孝也さんの「大魔王バーン」を連想させる、バラモスの声
現時点で、HD-2D版『ドラクエIII』のバラモス役はまだ発表されていません。しかし、多くの人が大魔王バーンを連想しており、「同一人物が演じているのかも」との推測から、「大魔王バーン様では?」といった発言に繋がったのだと思われます。
ちなみに、アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」(2020年放送開始版)で大魔王バーンを演じたのは、俳優を中心に多彩な活躍を遂げている土師孝也さん。
落ち着いた物腰のキャラクターを演じることも多く、例えばゲームなら『モンスターハンターライズ』のフゲン役や、『Wizardry Variants Daphne』のロワフォンデ役などが、近年では特に印象的です。
■バラモス役、続投の可能性が! 今回の「魔王」も土師さんか?
ファイナルトレーラーにおけるバラモスの声から大魔王バーンを連想し、「バラモス役は土師さんだろう」という見方が一部の間で広がっています。現時点では、裏付ける公式発表がないため推測に留まるものの、この説を裏付ける要素も実は存在しています。
『ドラゴンクエスト』シリーズは、ナンバリングのメイン作品以外にも、スピンオフや派生作、独自展開のスマホアプリなど、多彩な広がりを見せています。そうした作品のひとつに、『ドラゴンクエスト ライバルズ』(リニューアル後は『ドラゴンクエストライバルズ エース』)というゲームがありました。
この作品には、ナンバリング作品の主要キャラクターたちも多数登場しており、勇者だけでなく敵役だったボスなども顔を並べています。『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』からも、勇者やオルテガ、そしてバラモスなどが選ばれ、作中に出演しました。
しかも本作のキャラクターたちには、それぞれボイスが設定されています。そして、『ドラゴンクエスト ライバルズ』のバラモス役は、ずばり土師さんが演じていました。
HD-2D版のバラモス役はまだ確定ではないものの、仮に土師さんだった場合、『ドラゴンクエスト ライバルズ』の流れを踏まえて、引き続きバラモス役を任された……という可能性が高そうです。
過去作を踏まえて考えても、「HD-2D版のバラモス役は土師さんでは?」という指摘は、一定の説得力があります。
この令和に、新たな装いで立ちはだかる「魔王バラモス」。恐るべき実力と渋みを漂わせるボイスで、プレイヤーたちを震え上がらせることでしょう。