とはいえ、ゲームのキャラメイクはとにかく項目が多く、ついつい目が滑って泥沼になってしまうこともありますよね。本記事では、いろんなゲームのキャラメイクに自信のあるキャラメイク名人(自称)の筆者が、本作のキャラメイクでは“どこを見るべきなのか”、作成のコツをご紹介します。
なお、使用しているスクリーンショットは第2回オープンベータテストでの内容を元にしており、製品版とは一部異なる可能性があることにご留意ください。
さっそくキャラメイク画面を開き、「モデルプリセット」と呼ばれるプリセットの中から一つを選択しましょう。プリセットは24種類あり、そのうち1番と13番がプロモーションでも使用されているデフォルトの男女顔です。
本作のプリセットの中には、もっとモデルのように整った顔のものもすでに用意されていますが、今回はキャラメイクのコツということで、変化がわかりやすいようにあえて13番を選択してみます。実際に作るさいは、作りたいキャラの印象に近いものを選択するとよいと思います。とはいえ13番は元々なかなかの美人さんですから、そこまでいじらなくても良さそう。
◆「顔テクスチャ」がもっとも顔の印象を左右する
フォトリアルなアートをもつゲームでは、肌の質感次第でキャラクターの印象が大きく変わります。本作は肌のテクスチャをかなり細かく設定できるようになっており、少し特殊な設定方法を用いています。
肌の設定画面を開くと、その中に「顔テクスチャのブレンド」という項目があります。
今回は、肌のキメが細かくフラットな印象の6番の顔テクスチャを10(100%)ブレンドして使ってみます。
肌の色については好みのものを選択してください。筆者は褐色の肌が好きでよく使っていますが、今回は解説用に明るめの肌で作ってみます。
次に、デフォルトの状態だと顎や頬が少しゴツめな印象なので、もう少しシュッとした印象にするために輪郭の設定をしましょう。
輪郭の設定項目にも「輪郭のブレンド」が存在しています。これは、上述した「顔テクスチャのブレンド」の3次元バージョンであり、デフォルトの輪郭と、2枠選択可能な輪郭の計3個の輪郭をブレンドすることで顔まわりの形状を設定できます。
今回は2枠目の輪郭は使わず、頬が丸めで柔らかそうな印象の3番を、デフォルト顔に対して32%ブレンドしてみます。あとは、「えらの幅」と「えらの角度」の項目をいじり、少しだけ顎を狭めてシュッとした印象を強くしておきます。
◆両目と口を結ぶ逆三角形を意識する
輪郭が設定できたら、顔パーツの位置をいじっていきましょう。
基本的には、この三角形が尖っているほど大人な印象に、浅いほど幼い印象になります。また、目と口のパーツが顔の中央に寄っていても童顔な印象になります。そのため、まず顔の印象を大まかに決めたい時、いじるべきは「目の高さ」と「目の幅」、「口の位置」(高さ)です。
輪郭設定の中にある「顔全体の長さ」をいじることでも簡単に逆三角形を浅くでき、その上で小顔にすることもできるので、これも併用しつつパーツ位置を調整していきましょう。
今回は、デフォルトの状態だと口の位置が高すぎるように感じたので、口の位置を少し下げ、もう少し幼い印象にしたかったので目の高さは多めに下げて逆三角形を浅くしました。「顔全体の長さ」,も少し短めに。
口の位置を下げると鼻と口の位置が離れすぎてしまい、鼻下が伸びた印象になってしまうので、「鼻の位置」もあわせて下げます。鼻の形状も顔の形状と同様に「鼻のブレンド」で変更可能。その後、「鼻翼の幅」を狭めるなど、より整った印象になるように鼻に調整を加えました。
そのほか、口元を少しセクシーな印象にするため、「口の大きさ」で口の幅を狭め、「口唇の厚さ」を厚めに。
◆メイク機能をしっかり活用
キャラクターをより魅力的にするためには、「化粧・ペイント」の項目も活用していきましょう。化粧・ペイントは3枠に分かれており、それぞれ任意の化粧を顔に施すことができます。
しかし、正直3枠は少ない!「アイシャドウ」、「アイライナー」、「口紅」だけで3枠が埋まってしまいます。フェイスペイントやほくろなどで特徴付けをしたいと考えている場合、残り2枠でメイクを完了しなければいけません。
3枠では足りないわがままなプレイヤーは、18番のように、複数箇所を1枠に収めているパーツを使うほかないでしょう。18番は、アイシャドウと鼻につけるチーク、口紅を一つにしたパーツになっています。カラー変更ではこれらがいっぺんに変わってしまうので、調整は少し大変ですね。口紅が濃くなりすぎず、アイシャドウが薄くなりすぎないように慎重に色や透明度を調整します。
次に2枠目ですが、プリセット13番の場合、すでにアイライナー的なパーツがセットされており、しっかりと目元を強調してくれています。そのためここはいじらないでおきましょう。
最後に3枠目。
というわけで、キャラメイク完了!プリセット13番をベースにちょっと調整を加えただけですが、なかなか可愛くなったのではないかと思います。
今回は、応用が効きやすいようにあえてクセのない顔を目指しました。実際にプレイする際は、ここからあえて弱点となるような要素を加えたり、極端なぐらいに特徴付けをしたりすることでキャラクターがより際立ったものになると思います。本記事を参考に、思い思いのキャラクターを作っていただけたら幸いです。