『Fate/Grand Order』(以下、FGO)では、周年を迎えるたびに節目となる新規サーヴァントが実装され、毎年大きな盛り上がりを見せます。

今年は10周年という大台だったこともあり、プレイしているマスターたちの関心度はかなりのものでしたが、「★5(SSR)U-オルガマリー」の実装は期待に応える展開だったと言えるでしょう。


しかも「U-オルガマリー」の再臨を進めると、3段階目で「オルガマリー・アニムスフィア」になるなど、心憎い演出も盛り込まれています。大統領に所長と、まさしく1粒で2度美味しい実装です。

オルガマリーとの再会も果たせる「U-オルガマリー」は、多くのマスターが望んだ新サーヴァントと言っても過言ではありません。そのため、彼女の獲得に本気を出した人も少なくないはず。しかし、恒例の夏イベントや今後の展開を考えると、迂闊に動けない時期でもあります。

果たしてマスターたちは、待望した「U-オルガマリー」に全力を投入したのか。それとも、夏イベントに向けて自分を律したのか。その傾向に迫るアンケート結果を発表します。

■第4位「今後に備えて見送り」:9.3%
現在開催中の「10周年記念 U-オルガマリーピックアップ召喚」に、回答者はどのような意欲で向き合ったのか。4段階の回答を用意し、一番近いものを選ぶ形でアンケートを行いました。

その中で、U-オルガマリーの獲得を目指さない「今後に備えて見送り」と答えた人の割合は、全体の9.3%でした。回答したマスターの約1割弱が「U-オルガマリー」を静観し、聖晶石を貯めておく判断を下しています。


「U-オルガマリー」の実装を望む人が多かったのは確かですが、100%全員の願いとまでは言えません。また、再会したい気持ちとガチャを回すかは別で、冷静に判断した可能性もあります。

最推しのサーヴァントに注力したいなら、見送るのも大事な決断です。確固たる意志を貫くマスターにも幸あれ。

■第3位「運試しにちょっとだけ(10~数十連程度)」:12.7%
今回の回答項目では2番目に熱量の低い、「運試しにちょっとだけ(10~数十連程度)」と答えた割合は12.7%に。「今後に備えて見送り」をやや上回りましたが、その差は3.4%。なかなかの接戦です。

10大キャンペーンや奏章IVクリアの報酬で聖晶石が大量に手に入り、ついガチャを回したくなるこのタイミングで「U-オルガマリー」実装とくれば、ガチャの誘惑が高まっても不思議ではありません。

また「U-オルガマリー」の排出率は、ピックアップ中なので恒例通り0.8%ですが、確率が低いからといって出ないとは限りません。長年遊んでいるマスターであれば、単発1回や呼符で★5サーヴァントが出た経験もあるでしょうし、100連200連回しても概念礼装ばかり、という苦い記憶もお持ちでしょう。

聖晶石に余裕があり、ちょっと回したら出るかもしれない。そんな気持ちから、運試しに走る人がいるのも十分理解できます。
今回のアンケートでは12.7%の回答者が、ちょっとしたチャレンジに臨んだ模様です。

なお、その結果については募集していないため、確率通りの結果になった人もいれば、幸運に恵まれた人もいるはず。どちらに転んだにせよ、ここで聖晶石の消費を抑えられたのであれば、今後のガチャに向けてかなりの蓄えが出来たことでしょう。

■第2位「余力を残し、あとは水着に向けてキープ」:37.3%
下位2つの回答を足すと22%となり、全体の約1/5が「U-オルガマリー」の獲得に慎重な姿勢を見せています。逆をいえば、残りの8割近い方々が、相応の熱量を持って挑んだ形です。

そんな中、2番目に熱量の高い回答項目となる「余力を残し、あとは水着に向けてキープ」を選んだ人は、37.3%になりました。1/3以上の回答者が、今後の展開に向けて余力を残しつつ、「U-オルガマリー」の獲得にも励んだようです。

先ほども触れた通り、今回の施策では奏章のクリアだけでも聖晶石がたっぷり手に入るため、余力を残してもなおガチャに十分挑めます。「余力」のラインは人それぞれですが、事前にある程度溜めていれば、天井一回分程度の余裕があってもおかしくないでしょう。

あくまで一例ですが、筆者は奏章IVのクリア報酬と聖晶片をキープした状態で挑み、199連中に「U-オルガマリー」を獲得しました。運の悪さに嘆きつつも、奏章IVクリア報酬のおかげで、水着サーヴァントもある程度狙えそうです。

ちなみに、追加で22連しておりますが、「U-オルガマリー」の2騎目はかすりもせず。
このまま残りをキープできるか、我慢しきれずに決壊するか、これからが勝負です……!

■第1位「限界まで挑む or 既に全力を尽くした」:40.7%
今回のアンケートで最も票を集めたのは、熱量が1番高い回答項目の「限界まで挑む or 既に全力を尽くした」でした。割合は全体の40.7%を占めており、4割もの回答者がガチで挑んだ模様です。

奏章IIIで長く行動を共にした「U-オルガマリー」、第1部 第1章で忘れがたい別れとなった「オルガマリー」。どちらも、非常に印象深い出来事でした。そんな彼女たちとの、まさかの再会となった新実装に、これだけ多くの人が正面から向き合いました。

また、サーヴァントとしての「U-オルガマリー」は性能もユニークで、再臨段階によって一部性能が変わります。状況に合わせての切り替えが可能なので、役立つ場面も自然と増えることでしょう。

さらに、NP全消費しつつも特攻攻撃などのバフを得ることや、再臨段階次第ではコマンドカードの操作も可能。戦力を増強させる意味でも頼もしく、宝具レベルを重ねたくなる気持ちも分かります。

再会の喜びと、戦いにおける頼もしさを両立する「U-オルガマリー」。4割のマスターたちが全力を尽くすのも納得できるサーヴァントです。

「U-オルガマリー」はいずれ復刻する機会もあるかと思いますが、まずは現在行われているピックアップ期間を検討し、どれくらい挑むのか、もしくは静観するのか、今後の展開も踏まえた上でご判断ください。


せめて、宝具2にはしたい……しかし水着が……でも、石はまだある……(水着イベント前に死亡フラグ)
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