灼熱の夏が続いていますが、涼しさを感じさせる夏衣装といえば「浴衣」です。綿や麻、ポリエステルなどの素材で作られた裏地のない単衣(ひとえ)で、一般的な着物のイメージよりも一人で着付けしやすいです。
元来、平安時代の貴族が蒸し風呂に入る時に着用した「湯帷子(ゆかたびら)」の略で、室町時代末期から江戸時代初期にかけて、盆踊りや風流踊りが流行し、庶民の間でも広まりました。現在では、夏祭りや花火大会などのイベントで着用されることが多いので、清涼感も相まって夏のイメージが根付いています。

西洋風の衣装が浸透した日本では、着物姿の人を見かける機会が減りました。それだけに特別な衣装になっています。涼しさを感じさせる浴衣を着用する姿はどこか非現実的で異界に迷い込んだかのように幻想的ですらあります。

そんな浴衣を美女コスプレイヤーに着てもらいたく、来日中の台湾コスプレイヤーの「四巫日モミ」さんと撮影に行って来ました。日本人に限らずとも浴衣はいろんな方に似合うのだと、改めて感じさせる雅な着こなしでした。

モデル:四巫日モミ(X:@momihi__44、Instagram:momihi__444)

撮影:乃木章(X:@Osefly)
編集部おすすめ