実は筆者は読書が苦手なのですが、本をテーマにしたゲームなら楽しめるかも……。というわけで、今回は本にまつわるタイトルを5本ご紹介します。
不思議シリーズの第一作目!『ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術師~ DX』
本作は、錬金術によるアイテム作成を主題とした、錬金術再生RPGです。
ある日、ソフィーは不思議な「しゃべる本」を発見します。プラフタと名乗るその本は、失われた錬金術が記された本でした。しかし、プラフタは記憶を失っており、錬金術のレシピを書き込むことで記憶を取り戻すことができるといいます。それを知ったソフィーは錬金術を再生させることで、プラフタを人間に戻そうと決心をする、というストーリーです。
錬金術では材料アイテムを組み合わせることで、アイテムを作り出すことができます。錬金釜にアイテムを入れると、パズルのような画面になります。マス目で仕切られたパネルにブロックのように材料を入れていくのですが、マス目を埋めれば埋めるほど品質が上がっていくのです。
プラフタはゲームが進行していくと人形の体を持つように。そんなプラフタの体に錬金術の材料を組み込むことで、プラフタをカスタマイズできます。能力だけでなく見た目も変化するため、自分好みのプラフタを作る楽しみも味わえますよ。
海辺に小さな書店を開きませんか?『Tiny Bookshop』
本作は、さまざまな本やアイテムで小さな書店を充実させて、景色の良い場所に店舗を構え、地元の人々と交流しながら中古書店を経営するシミュレーションゲームです。
舞台はブックストン自治区のブックストンベリーという町。ここで地元の人々の読書習慣に合ったさまざまなジャンルの本を在庫に揃え、顧客が徐々に訪れるのを見守ります。町の各地には少しずつ異なる客層が集まるため、そのニーズを理解して、一流の書店員を目指しましょう!
アイテムを集めて小さな書店を飾りつけると、アイテムごとに宣伝効果が異なるため、新しい機能が追加されることがあります。植物でいっぱいにしたり、ろうそくの灯りで不気味な雰囲気にしたり、自分の好みに合わせながら書店をカスタマイズするのも楽しいですね。
ブックストンベリーの風光明媚なロケーションを訪れて、町を隅々まで探ってみると、いろいろなものが見えてきます。そうしてブックストン自治区に隠された、知られざる謎を解き明かしましょう!
七つの書が織りなす世界で繰り広げられる、戦いと修繕の物語『魔法司書アリアナ ~七英傑の書~』
本作は、魔法とアクションを組み合わせて戦うサイドビューアクションロールプレイングゲームです。
司書官アリアナの使命は、改ざんされた七英傑の書を修繕することです。アリアナは、本の中に入るという特別な司書官魔法を使うことができます。無事に全ての書を修繕し、図書館に秘められた謎を解き明かせるか……?というストーリーです。
魔法には属性があり、敵に何度もヒットさせることで、属性バーストが発動します。この魔法コンボが戦闘の鍵になっており、さまざまな特徴を持つ多彩な魔法と、空中コンボやチャージ攻撃といった豊富なアクションを組み合わせて戦いましょう!
また、英傑の書の中に点在する修繕ポイントを攻略して、改ざんされてしまった書を直すという要素もあります。修繕することで、その書の魔法を最大限に引き出すことが可能に。
「接待」で相手を本に変えろ!図書館バトルシミュレーション『Library Of Ruina』
本作は、韓国のインディーゲームスタジオ「Project Moon」が開発した図書館バトルシミュレーションゲームです。同じくProject Moonが開発した『Lobotomy Corporation』のスピンオフ作品となっています。
舞台はとある図書館。プレイヤーは低級フィクサーである主人公「ローラン」となり、「招待状」を受け取った人物に「接待」という名の戦闘を仕掛けます。そして「全てのことが記されたたったひとつの本」を手に入れるのが館長の目的。プレイヤーは「接待」に勝利することでゲームは進行していきます。
この図書館には「招待状」がないと入れない仕組みになっており、「招待状」を受け取ったゲストたちは、さまざまな本を求めて図書館を訪れるのです。やって来たゲストと「接待(戦闘)」し、勝利すればゲストを本へ変換でき、敗北すると本の内容を全て見られてしまいます。
「接待」はサイコロとカードを用いて進行。プレイヤーの選んだカードからサイコロが振られ、戦闘の勝利と敗北が決まります。サイコロの目は運だけではなく、カードの効果などが思いもよらない結果を招くこともあるでしょう。
本になったゲストは、図書館の生成材料やカードにすることができます。また、他のゲストを呼ぶための材料としても使用することができ、「接待」を繰り返しながら物語を進めていきましょう。
ラストはあっと驚くドンデン返し『5分後に意外な結末 モノクロームの図書館』
本作は、ラストにあっと驚くドンデン返しがある、ショートショートを集めたアンソロジー「5分後に意外な結末」がサウンドノベルになったものです。SF、ホラー、ミステリーに、クスッとする話、ゾッとする話、感動する話が、一編5分という短い時間で楽しめるのが特徴です。
収録されているのは、ゲームだけの新作オリジナルストーリーが100話。グラフィックやサウンドで彩られた、本にはないゲームならではの演出で、意外な結末を楽しみましょう。
プレイヤーはふたりの司書のナビゲートで物語を読み、プレイヤーだけの「本棚」を完成させましょう。司書たちがおすすめする本にどんな感想を持ち、感情別に割り振られた何色の本棚にしまうのか。この行動で、物語が進行していきます。こうして図書館の司書たちに感想を共有するのです。
物語を読み進めると、プレイヤーだけの「本棚」が作られていき、一度読んだ物語は好きな時に読み返すことができます。そして、全ての物語を読んだ先に起こることは、是非プレイヤー自身の目で確かめてみてください。
本をテーマにした作品をご紹介しました。筆者も本をテーマにした作品ならプレイできそうなので、図書館で本を探すようにもっとタイトルを探してみようと思います。