何かと話題に上ることが多いスイッチ2ですが、実際の販売実績はどのくらいなのか。また、どんなタイトルが展開されているのか。この半年間の歩みを辿り、人気ゲーム機の“今”に迫ります。
■スイッチ2の累計販売台数、わずか4ヶ月で大台に
発売日前の予約申し込みの段階で、希望者が殺到するほどの人気ぶりを見せたスイッチ2。この時点では正確な販売台数は明かされていなかったものの、発売から4日間の世界販売台数が350万台超えと後日発表されました。
この数字は、歴代の任天堂ゲーム専用機と比べても突出しており、同社史上の記録を塗り替える快挙となります。
しかし、スイッチ2の好調な動きは、滑り出しだけに留まりません。11月4日に公開された2026年3月期第2四半期の資料にて、発売から9月末までの約4ヵ月間の累計台数が1,036万台と判明。この勢いを受け、当期の予想販売数量は1,500万台から1,900万台へ引き上げられました。
■独占タイトルが存在感を放つ
ゲーム機の魅力は、本体そのものの性能もさることながら、どんなゲームが遊べるのかも重要です。特に、他のゲーム機やPCで遊べない独占タイトルの存在は、ゲーム機の購入を大きく後押しします。
任天堂はいくつもの人気IPを抱えているため、いつの時代も多数の独占タイトルでユーザーを魅了してきました。
価格的にお得な同梱セットもプラス材料となり、『マリオカート ワールド』の販売本数は9月末時点で957万本に。本体の販売台数が約1,000万台なので、本体所持者の9割以上が『マリオカート ワールド』を手に入れた計算になります。この装着率の高さは、異例と言ってもいいほどです。
また、7月に発売された『ドンキーコング バナンザ』は、約2ヶ月半で349万本もの売れ行きを見せました。『マリオカート ワールド』と比べると少なく見えますが、これは『マリオカート ワールド』の記録が桁外れなだけで、『ドンキーコング バナンザ』も大成功と称して間違いありません。
スイッチ2を彩る独占タイトルは、直近にも登場しており、11月だけでも『ゼルダ無双 封印戦記』と『カービィのエアライダー』が相次いで発売され、こちらも大きな話題となっています。
■1年目のラインナップの弱さを補う「Nintendo Switch 2 Edition」
スイッチ2には、魅力的な独占タイトルがいくつもありますが、発売からまだ日が浅いため、タイトル数自体はまだ十分とは言えません。これはスイッチ2に限った話ではなく、新型ゲーム機なら避けては通れない問題です。
しかしスイッチ2の場合、「Nintendo Switch 2 Edition」がラインナップの弱さを一部カバーしています。
スイッチ2は互換性機能を持つため、スイッチ向けのゲームもプレイ可能です。しかし、互換機能とは別に、スイッチ向けのゲームをスイッチ2用にバージョンアップしたものもあり、それが「Nintendo Switch 2 Edition」です。
バージョンアップの内容はさまざまで、画質や機能を追加するものもあれば、新しいコンテンツが増えるものもあり、千差万別です。
『スーパー マリオパーティ ジャンボリー Nintendo Switch 2 Edition + ジャンボリーTV』では、専用モードの「ジャンボリーTV」を搭載。『星のカービィ ディスカバリー Nintendo Switch 2 Edition + スターリーワールド』なら、新たなストーリーを楽しめる「スターリーワールド」が追加されます。
対象タイトルのスイッチ版を持っていれば、有料のアップグレードパス(無料の場合もアリ)を購入するだけで「Nintendo Switch 2 Edition」が楽しめるため、ユーザー側は出費を抑えるというメリットもあります。
ラインナップが弱い1年目を、新たな体験をプラスする「Nintendo Switch 2 Edition」で補う施策は、スイッチ2が持つ独自性のひとつ。この動きは他社のタイトルにも広がっており、更なる発展も期待できます。
■スイッチ2の入手難も、緩和傾向か
約4ヶ月で1,000万台も販売されたスイッチ2ですが、今もまだ需要が供給を上回っており、取扱店や通販サイトでは在庫のない状況が続いています。入荷があっても、一定の条件を満たした対象者が抽選販売で当選しないと買えない、というケースも少なくありません。
しかし、こうした販売状況にも変化の兆しが見えてきました。代表的なところでは、ゲオが12月4日にスイッチ2の販売方法の変更を発表し、注目を集めました。
これまでゲオの取り扱い店舗では、条件を満たす対象者に「購入権」クーポンを発行し、このクーポン所持者のみスイッチ2を購入できるという販売方法でした。しかし、先日の発表によれば、店舗レンタル会員機能付きPontaカードかゲオアプリ会員証を提示できる会員であれば、先着順で購入できるとのことです。
購入できるのは店舗に在庫がある場合に限られますが、対象となる会員以外の条件がないため、以前と比べて購入のハードルが大きく下がりました。
ゲオは全国に2,000店を超える店舗があるため、利用できる人の規模も相当なもの。今回の条件緩和で、購入するチャンスが拡大したのは間違いありません。
購入条件の緩和は、ゲオだけでなく他の取扱店でもいずれ見られることでしょう。まだスイッチ2を手に入れていない人は、ゲオや各社の動向にご注目ください。
ゲーム機の成功を正確に測るには数年単位の観察が必須ですが、半年経過時点に絞るなら、スイッチ2の展開は上々と言っていいほどです。
今年も残すところあと1ヶ月なので、2025年のスイッチ2は好評のまま過ぎていくことでしょう。また、今の勢いを維持できれば、2026年はさらなる躍進を見せてくれるはず。来年の活躍からも目が離せません。


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