2025年は『モンスターハンターワイルズ』やニンテンドースイッチ2による『マリオカートワールド』『ポケモンレジェンズZ-A』といったビッグタイトルが数多く登場し、そのボリュームに遊びきれなかった人も多いのではないでしょうか。

筆者はゲームを発売直後にプレイすることにこだわりはありませんが、それでも今年は注目タイトルが目白押しで色々と手を伸ばしてしまいました。
本稿ではPSのトロフィー集めにハマっている筆者が、2025年に遊んだゲームを“トロコン”視点を踏まえて紹介します。

◆『モンスターハンターワイルズ』
2月28日に発売された『モンスターハンター(モンハン)』シリーズ待望の最新作、『モンスターハンターワイルズ』。進化したハンティングアクション、シリーズ初となる途切れることのない“シームレス”な没入感を追求した本作は、2025年におけるビッグタイトルの一つと言っても過言ではありません。

色々と進化が感じられる本作ですが、特に言及しておきたいのがストーリーで主人公がよく喋るようになった点です。要所のセリフはもちろん、雑談でも他キャラクターと積極的に会話しており、これまでのシリーズとは大きく異なる演出がストーリーの没入感を高めてくれます。

そんな本作のトロコンについて、筆者はストーリークリアまではソロでやりたかったので、マルチに参加せずに挑戦しました。約30時間ほど遊んで、トロフィーの達成率は30%ほど。そこからサイドミッションをこなしたり、武器・防具をいくつか作成したり、釣りしたりなど楽しみながらプレイして、現在は約50%まで進んでいます。

残るトロフィーはマルチプレイでクエストを100回クリアなどのオンライン要素や、モンスターの最少・最大冠をつけるといった多少根気のいる条件となるため、一時中断。本作は積極的なアップデートが行われているため、また気が向いたら遊ぶくらいの心持ちでいます。

◆『ユミアのアトリエ ~追憶の錬金術士と幻創の地~』

本作は、3月21日に発売された『アトリエ』シリーズ最新作。「次世代のアトリエ」を目標に、様々な変化と進化に挑戦したタイトルです。


主人公の錬金術士「ユミア・リースフェルト」が、錬金術によって発展するも天変地異によって滅びてしまったアラディス帝国の真実を求める旅を描きます。

シリーズ最大の醍醐味である、錬金術でアイテムを作り出す「調合」。さらにオープンワールド化した広大なフィールドの探索や、リアルタイムで進行するアクションバトルなどを採用しています。

本作については一部プレイヤーから、“アトリエらしくない”という声がSNSを中心に集まったのも印象的でした。それについては、筆者が別記事で考察を進めているのでぜひともそちらをご覧ください。

さて、そんな『ユミアのアトリエ』のトロコンですが、そこまで難易度は高くありません。4つある広大な地域の調査率を100%にする「万象の探求者」は手間ではあるものの、すべての探索要素をこなす必要はないので思ったより楽です。また、これをこなす過程で大体のトロフィー獲得条件を満たすことができるので容易にトロコンできます。

また、高難易度追加やフォトモードなどの無料アップデートをはじめ、衣装や追加マップといったDLC配信を実施しているため遊んだことない方はもちろん、クリア済みの方でも楽しめると思います。

◆『紅の錬金術士と白の守護者 ~レスレリアーナのアトリエ~』

9月26日に発売された『紅の錬金術士と白の守護者 ~レスレリアーナのアトリエ~(以下、紅白レスレリ)』。本作は、スマホ/Steam向けシネマティック錬金術RPG『レスレリアーナのアトリエ(以下、レスレリ)』と同じ世界ランターナ大陸を舞台に、2人の男女主人公「リアス・アイトライゼ」と「スレイ・クロスリッター」の物語を描きます。

本作の時間軸は『レスレリ』11章の少しあと、レスナたちが頂獣ウェルテックスを倒し次の任務へ向かう前辺り。
ストーリーは独立しているため、『レスレリ』を知らなくても楽しめると思います。

ゲームシステムはコマンドバトル戦闘をはじめ、従来の『アトリエ』シリーズらしい作り。肝心の「調合」システムは『レスレリ』の「ギフトカラー調合」要素を取り入れたシンプルで奥深いものとなっています。

個人的に『ユミアのアトリエ』の調合システムはシリーズとして若干消化不良気味でしたが、本作ではその醍醐味を存分に楽しめたので満足しています。

トロフィーについては、コンプリートは全体的に優しめ。主人公は2人ですが周回する必要なく、難易度に関わるものはいつでも変更できます。厄介な収集要素も、入手状況を把握できるため容易。

少し工夫が必要となるのが、仲間全員分の必殺技を発動する「みんなの力!」と、99999ダメージを出す「一撃必殺」でした。筆者はこれらのトロフィーを、ダンジョン「亜空の道」それぞれに付与される効果を利用して取得しました。

「みんなの力!」は、「闇映す氷原・特異」にて必殺技を発動できるゲージが最大となるため簡単に取得可能。「一撃必殺」は、装備をそれなりに整えてから敵の耐性が下がるダンジョンのボスに挑み、バフやデバフのアイテムを活用することで達成しました。

◆『トワと神樹の祈り子たち』

本作は、見下ろし型のハイスピードアクションアドベンチャーゲーム。
神の子トワと8人の祈り子たちが、里の平和を取り戻す為にマガツ討伐へ挑む物語を描きます。

本作を知った切っ掛けは「TGS2025」でした。戦闘システムとビジュアルイラストが好みだったことと、価格も通常盤が約4,000円とお手頃だったことも選んだ要因です。

気になるゲーム内容は、敵が待ち受けるダンジョンをランダム性のあるスキルやアイテムを取得しながらボスの元へ向かうというもの。探索に失敗したら持ち帰れるアイテムだけそのまま、ダンジョンは最初からのリスタートとなる為、精神的にハードです。その分クリアした時の達成感はありました。

そんな本作のトロフィーは、時限要素や収集要素がなく、ストーリークリアすればほぼ取得できます。筆者は難易度ノーマルでプレイし、そこそこ苦労しました。トロフィーはクリア時の難易度を問わないので、プライドを捨ててイージーを選択すれば楽になることでしょう。12月18日には無料アップデートを実施しており、筆者が挑んでいた時よりも遊びやすくなっているかとおもいます。

本編以外で少し躓いたのが「なわとびを100回連続で跳ぶ」というトロフィーです。時間内に指定されたボタンを押すミニゲームで、間違えずに100回押さなければいけません。
パターンは決まっているので目茶苦茶難しいわけではありませんが、集中力を要します。それ以外は特に苦労することなく、無事にトロコンできました。

◆番外編「PSPlus」で遊べるタイトル
新作以外にも、サブスクリプションサービス「PSPlus」で遊べる作品のいくつかをトロコンしました。番外編として、各タイトルと簡単な紹介をしていきます。

・『龍が如く7外伝』
本作の主人公は、シリーズお馴染みの「桐生一馬」。名前を失った彼が、『龍が如く7』の裏側で活躍した出来事を描きます。

ストーリーはコンパクトに纏まった印象ですが、泣けました。トロフィーは満遍なくサブクエストやミニゲームなど各要素を進める必要があるものの、そこまで難しくないのであっさりとトロコンできます。

・『ホグワーツレガシー』
「ハリー・ポッター」の世界を舞台とするオープンワールドアクションRPG。時代は1800年代で、古代の秘密を解く鍵を持った主人公(プレイヤー)がホグワーツを冒険します。

映画で見たことがある建物や地域、魔法を操って戦闘したり探索したりするのが楽しい作品です。トロフィーについては、収集要素が大変なので挫折しました。


・『ペルソナ5タクティカ』
『ペルソナ5』シリーズから派生したシミュレーションRPG。主人公「ジョーカー」とその仲間たち「心の怪盗団」が、奇妙な異世界に巻き込まれていきます。

トロフィーは条件の都合上、2周クリアする必要があります。しかし、各種引継とスキップがある上、ゲーム難易度も関係なく、条件も楽なので簡単にトロコンできます。

◆まとめ
ここまで、2025年に筆者が遊んだPSタイトルをトロコン視点も交えて紹介しました。

2025年の新作では他にも、HD-2D版『ドラクエI&II』や『RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚』など、個人的に遊びたい作品がいくつもあげられるほど豊作でした。時間がある年末年末は新作・旧作問わず遊び尽くそうと思っています。みなさんも気になっている作品をやりこんでみてはいかがでしょうか?
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