2026年3月14日、日本の両国国技館で「CAPCOM CUP 12」の決勝戦が行われ、GOOD 8 Squadに所属するさはら選手が優勝しました。優勝賞金はなんと100万ドル!日本円にして約1億5千万円というビッグドリームを手にしたさはら選手は、まだ21歳という若さ。
優勝の影響で様々なメディアに取り上げられていますが、果たしてどんな選手なのか?公開されている情報をまとめてみました。

今回の大会の優勝で、さはら選手はここ最近めきめきと頭角を現してきたように見えるかもしれません。それも事実ですが、『ストリートファイター6』が始まった時から、常に目で追ってしまうような、魅力的で実力のある選手でした。

◆ハイタニ登竜門、葛葉さんとの関わりも…そして、実は『Fortnite』の猛者
さはら選手は過去に『Fortnite』公式大会でアジア2位の結果を残したことがあるほどの猛者。今でもYouTubeで検索すると、いくつかプレイ動画を見ることができます。

その才能は『Fortnite』だけにとどまらず、『VALORANT』では各地域の上位500名に付与されるランク「レディアント」にも到達しています。そんなゲームうま男のさはら選手が『ストリートファイター』シリーズをプレイし始めたのは、友達が『ストリートファイターV』を遊んでいたからだそう。Xをさかのぼると、2022年頃のポストが残っており、当時はザンギエフを使っていたことが分かります。

そんなさはら選手が『ストリートファイター6』で名前が出始めたのは、にじさんじ所属の葛葉さんの配信でした。2024年5月16日に行われたCrazy Raccoon所属のボンちゃん選手との「LEGENDUS師弟杯」練習配信。ここでさはら選手は、現在のチームの先輩でもあるカワノ選手のルークに対しリュウで挑んでいます。

そしてその後「ハイタニ登竜門」の第壱回参加メンバーとして選ばれました。
この「ハイタニ登竜門」は、2024年10月に開催される『ストリートファイター6』のCapcom Pro Tourスーパープレミア、いわゆるカプコンカップ代表選手の選抜に関わるシンガポール大会に若手の選手を送り込むという企画。当時さはら選手は19歳、同時に選ばれたあでりい選手は当時18歳でした。結果として、この後さはら選手はGOOD 8 Squad、あでりい選手はRIDDLEに所属し、どちらもストリートファイターリーグに参加する選手となっています。

シンガポールでの様子は、REJECTの公式YouTubeでも見ることができます。ここでは、後にチームメイトとなるぷげらさんとの会話があったり……。

◆G8Sに加入、プロとして駆け上がった2025年
参加したシンガポールの大会では、ベスト96に上がったものの、ブランカ使いのきんぐすベガ選手に負けています。この大会ではCrazy Raccoon所属のShuto選手、海外のNephew選手がカプコンカップ11の出場権を獲得しました。

そしてその3か月後となる2025年1月、GOOD 8 Squadに所属することが発表されます。それまでのGOOD 8 Squadはガチくん選手、ぷげら選手、カワノ選手の3人が固定され、1人は傭兵的に入れ替わるスタイルでした。ここでのさはら選手の加入で「いったいどうなるの?SFLはさはら選手が出るの?」といった空気が、当時ファンの間に流れていたような気がします。

結果として、さはら選手はストリートファイターリーグに出場することになります。しかし同時に、チームでただ1人だけ、カプコンカップに出場するため海外の大会にも積極的に参加することになりました。
これは前年度の「ストリートファイターリーグ:ワールドチャンピオンシップ2024」でGOOD 8 Squadが優勝しており、チームメンバー全員のカプコンカップ出場が決まっていたため……さはら選手は、先輩たちの背中を、海外を駆け巡りながら追いかけることとなりました。

国内の「EVO JAPAN」からはじまり、ベルギーの「Brussels Challenge Major Edition 2025」、アメリカの「COMBO BREAKER 2025」、オーストラリアの「BAM 15: Battle Arena Melbourne 15」、アメリカの「CEO 2025」、ドミニカ共和国の「BlinkRespawn2025」、アメリカの「EVO 2025」と世界を駆け抜けます。さはら選手の様子は本人やチーム公式のYouTubeであったり、REJECT所属のときど選手、VARREL所属のマゴ選手のVlogで見ることができます。

そして2025年の9月に開催された、フランスの「ULTIMATE FIGHTING ARENA 2025」。この大会で決勝まで進むも、立ちはだかったのは「ハイタニ登竜門」で行ったシンガポール大会で対戦し、当時は負けてしまったきんぐすベガ選手でした。そこで見事リベンジを果たし優勝、「CAPCOM CUP 12」に出場を決めます。

ちなみにこの頃はすでに「ストリートファイターリーグ」が始まっており、選手としても忙しい時期。しかしリーグでも総合成績が48人中6位となり、初出場ながら全10節にフル出場、獲得ポイントの高さから新人賞を受賞しました。

そして「CUPCOM CUP 12」では見事に優勝。それについてのレポートは【「CAPCOM CUP 12」優勝は、さはら選手!Blaz選手との激戦を振り返るインタビュー&現地レポートをお届け】でレポートしていますので、ぜひご覧ください。

とても強く、なんだか近寄りがたいかも…という方もいるかもしれませんが、そんな方には「格ゲーマーバカ決定戦~2025スプリング~」がおすすめです。その理由は……見ていただければわかるかと思います。


◆確かな実力の裏にある、さはら選手の努力
一見順調に優勝までの階段を駆け上がっているように見えるさはら選手ですが、その裏にはさはら選手自身の努力があります。

REJECT所属のハイタニさんも、動画でさはら選手が2024年10月の時点で約4万9千もの試合をしていることが語られています。仮に1ラウンド99秒フルで使わないとしても、どれだけの時間を注いでいるか分かることでしょう。

さらに、同じチームに所属しているガチくん選手は、選手の中でもやり込みで知られる選手。そんな先輩の背中を見ていることは、大きいのかもしれません。

そして「CAPCOM CUP 12」では、「ハイタニ登竜門」で一緒にシンガポールに行ったあでりい選手が1か月住み込みでコーチをしたことも、さはら選手のXで明かされています。「自分だけの力じゃなくてみんなでつかみ取った優勝」という本人の言葉から、周りの人たちの温かさがうかがえます。

さはら選手は「カプコンカップ12」に優勝したことで、来年度の「CAPCOM CUP 13」と「Esports World Cup」の出場権を獲得しています。ストリートファイターリーグも含めて、今後も楽しみですね。

さはら選手が気になった方は、ぜひ本人やチームのXやインスタグラムをフォローして、情報を追ってみてください。これから先も、さはら選手の健康と幸せを祈りながらささやかに見守りましょう。
編集部おすすめ