プレイヤーにストレスをかけないように作られた『ピクミン2』はユーザーフレンドリーではあったものの、オリジナルの『ピクミン』を愛するプレイヤーにはある意味ヌルいゲームだったかもしれません。
『ピクミン』は決して簡単なゲームではなく、プレイヤーはプレイ中にストレスを感じることもありました。しかしそういったゲーム性こそが宮本氏が求めていたもので、故意にそのような要素を取り入れることにより、『ピクミン』は戦略ゲームになりえたと語っています。
『ピクミン2』の、「プレイヤーにストレスをかけない」というコンセプトについては、当時の宮本氏は完全に賛成だったわけではなかったようで、『ピクミン3』ではオリジナル『ピクミン』のようなゲーム性を目指すことになりました。
『ピクミン3』の開発がスタートしたとき、宮本氏はチームのメインメンバーであり、かつて『ピクミン2』に携わったスタッフを集め、『ピクミン』へと原点回帰することがいかに重要であるかを説明し、彼らが同意してくれるように説得したということです。
戦略ゲームとしての要素が強いという『ピクミン3』ですが、発売は2013年春と発表されています。『ピクミン2』からのユーザーからは賛否両論の意見も出てきそうですが、どんなゲームに仕上がっているのかが非常に楽しみなタイトルです。