7月にはPC版セールスが2,000万本を突破、家庭用機向けにも並々ならぬ勢いを見せ続けている超人気サンドボックスゲーム『Minecraft(マインクラフト)』。インディーゲーム界に衝撃を与えた本作は、後の作品にも多大な影響を与えてきました。


本記事では、そんな『マイクラ』にインスパイアされ、独特のテイストを加えたタイトルや正統進化とも言える発展を遂げたタイトルを一挙10本紹介します。

■『Trove』
開発:Trion Worlds  価格:Free-to-Play リリース:2015年7月9日

本作はFree-to-Playを採用したMMORPGです。『Minecraft』と大きく違うのはそのハック&スラッシュ要素。クラフトはもちろんのこと、クラス選択やダンジョン攻略などRPG的な魅力まで備えています。ひたすら自由度が高いだけではないゲーム性は、どことなく『Terraria』を彷彿とさせるかもしれません。

■『Block N Load』
開発:Jagex,Artplant  価格:980円 リリース:2015年4月30日

本作はマルチ対戦FPSとして開発されており、『マイクラ』ならではの広大な世界や自由度とは一線を画しています。自身で構築できるボクセルの陣地を守りながら敵陣を攻めるというルールで展開されるバトルには、役割を重視したストラテジックな要素も。爽快感のあるグラフィックスタイルや演出にも要注目です。

■『Blockstorm』
開発:GhostShark  価格:698円 リリース:2015年5月21日

こちらも『Block N Load』と同じくボクセルスタイルのFPSゲーム。ボックスによる自由な構築で言えば『Block N Load』を凌ぐ出来と言えるでしょう。マップのみならずキャラクターや武器までもがボクセルで作成可能であり、Steam Workshopにも対応しています。ルックスはほぼほぼ『Minecraft』のようですが、やけに等身が高いキャラクターにはシュールな魅力を感じられます。


※次ページ: SF、中世、シティービルダー!ユニークに進化したインスパイア作品達

■『Stonehearth』
開発:Radiant Entertainment  価格:2,480円 リリース:2015年6月3日(早期アクセス)

「探索」「サバイバル」「クリエイト」の三拍子を揃えた本作ですが、いわゆる「サンドボックス」「オープンワールドゲーム」ではなく運営シミュレーションに近い仕上がり。中世ファンタジーに登場する村や街を築ける、独特のクラフティングシステムも特徴の一つと言えるでしょう。『Minecraft』の影響を感じさせる、キュートなシティービルダー的位置づけの作品です。

■『Medieval Engineers』
開発:Keen Software House  価格:1,980円 リリース:2015年2月19日(早期アクセス)

草原や雪山、砂漠などを舞台にした『Minecraft』には特に時代設定やバックグラウンドは用意されていない様子ですが、本作『Medieval Engineers』はその名の通り中世ヨーロッパの世界観の中でサンドボックス体験を楽しめます。開発元Keen Software Houseは他にも『Space Engineers』という宇宙空間サンドボックスをリリース済み。ハイファンタジーやSF作品を好むゲーマーにはどストライクかもしれません。

■『Oort Online』
開発:Wonderstruck  価格:3,480円 リリース:2014年11月13日(早期アクセス)

『Oort Online』は異星を舞台にしたSFファンタジーテイストなサンドボックス風MMORPG。もはやおなじみなボクセルグラフィックでありながらも、照明などの演出効果によってどことなく幻想的に描かれています。早期アクセスタイトルとして配信されているため、今後のアップデートにも期待です。

■『StarMade』
開発:Schine, GmbH  価格:980円 リリース:2014年11月27日(早期アクセス)

『Oort Online』や『Space Engineers』と同じくSF/宇宙をテーマにしたサンドボックス作品ですが、本作では宇宙を股にかけたスペースオペラ的冒険が楽しめます。巨大な宇宙船を構築したりサルベージに勤しんだり、ステーションで交易したり、宇宙海賊と交戦することも可能です。

※次ページ:カユいところに手が届く後発作…更には超名作国産タイトルも『マイクラ』風に!

■『Creativerse』
開発:Playful Corporation 価格:1,980円 リリース:2014年8月12日(早期アクセス)

本作は『Minecraft』の正統進化とも言えるメカニックやルックスが特徴的なサンドボックスゲームです。
ユーザーインターフェイスや軽快な操作性からは、これまでに登場した『マイクラ』系タイトルを鑑みた上での設計思想が感じられます。こちらも早期アクセスタイトルであるため、更なる追加要素が待たれます。

■『キューブクリエイター3D』
開発:Big John Games 価格:800円 リリース:2015年7月15日

3DS向けに国内向けにリリースされた「クリエイティブアクションアドベンチャー」の本作は、「サバイバルモード」「クリエイティブモード」の2種を揃えたオーソドックスな『Minecraft』インスパイア作品と言えるでしょう。タッチペン/2画面操作といった3DSならではの要素、そして比較的安価な価格設定にも注目したいところです。

■『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』
開発:ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX 価格:不明 リリース:2015年冬予定

ファミコン時代から日本のRPGを牽引してきた人気シリーズが、いよいよサンドボックス作品として登場します。スライムを始めとしたおなじみモンスター、そして初代『ドラクエ』を踏襲したシナリオはシリーズファンにとっても気になるポイントではないでしょうか。『ドラクエ』の魅力的な戦闘や音楽演出も一味違うエッセンスになってくれそうです。

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中世ファンタジーや銀河を股にかけるSFテイスト作、ハクスラアクションからシティービルダーまで、『Minecraft』の遺伝子は様々な形で受け継がれています。Free-to-Playや安価なインディータイトル、今後のアップデートが楽しみな期待作も数多くリリースされているので、一味違うボクセルゲームを体験したい方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

記事提供元: Game*Spark
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