突然ですが、自分の子どもにはどんな大人になってほしいと思っていますか? おそらく、「自分で考えて行動することができる人」と考える親は多いのではないでしょうか。
良質の絵本を小さいころから読んであげることは、子ども達の“考える力”や“想像力”を伸ばすことにつながります。
今回は4児の母で子育てアドバイザーでもある筆者が、“想像力や考える力を伸ばす”絵本を3つご紹介します。
■1:考える力、思いやる心を育む絵本
→灰谷健次郎(作)長新太(画)(2013)『ろくべえ待ってろよ』(文研出版)
犬のろくべえが深い穴に落ちてしまいました! 大騒ぎする子ども達ですが、頼りにならない大人達を前に、次第に真剣な目に変わって行きます。「深い穴の中にはガスがたまっていることがあって、死ぬ事もあるのよ」と言い残し去ってゆくママの言葉に、思わず聞いている子どもも手に汗握ります。
■2:楽しいアイディアで逞しく生き抜く力を描く絵本
→キャスリーン・ヘイル(作画)脇明子(訳)(1996)『ねこのオーランドー 農場を買う』(福音館書店)
ねこのお父さんオーランドーと、賢い奥さんに可愛い子ども達は農場を買う事になりました。荒れた農場は主を失って仕事をせず怠けている動物を、お父さんのオーランドーをはじめ、奥さんと子ども達一人ひとりがアイディアを出し合って再起させます。
■3:家族を助けるために働く喜びを描いた本
→マリー・ホール・エッツ(作画)松岡亨子(訳)(1997)『ペニーさん』(徳間書店)
ペニーさんはその日暮らしの稼ぎですが、年老いた馬に雌牛、ヤギ、羊、ブタに雌鳥と雄鶏との暮らしを大切にしています。そんな大事な動物達が、ある日突然お腹を壊しました。それが原因で、動物達全てを売り払わなければならない窮地に立たされるペニーさんを見て、怠け者だった動物達が一念発起。それぞれが出来ることを始めます。
ペニーさんの農場はどうなるでしょうか。
いかがでしたか? ここにご紹介した本は“登場人物が自分で考えて、困った事態を打開する”という共通点があります。特に2と3はとても長いので、例えば、日を分けて読むことにして、読み終わるたび、寝る前などに「ママだったら、こうすると思うな」などと話し合ってはいかがでしょうか?
お子さんの集中力が増したな、と思ったら、是非本屋さんで手に取ってみてくださいね。
【画像】
※ Tyler Olson / shutterstock
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【著者略歴】
※ mica・・・現代美術ギャラリー勤務時に夫と出会い半年で結婚、渡米。アメリカで年子姉妹を産み帰国。その後日本で3女と長男を自宅出産。