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“話し上手は聞き上手”“話し上手の聞き下手”という諺があります。これは“本当に話が上手な人は、他人の話をよく聞くことができる人である”という意味です。

あなたの周りの大人でもいませんか? 相手の話の腰を途中で折ったり、自分の話ばかりする人って。わが子が将来、そんな風に育ったら嫌ですよね。

そこで、今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が聞き上手な子どもに育てるためのコツをお話します。



■子どもは本来「自己中心的な生き物」です

“自分よりも他人を立てる子ども”“自分の話よりも相手の話を聞く子ども”なんて、なんだか子どもらしくないですよね。

子どもはみんな自己中心です。おとなししい子、騒がしい子、自己主張が強い子弱い子がいますが、どんな性格の子どもであっても“自分だけに注目して欲しい”“自分を認めてほしい”と思っています。

これは決して悪いことではありません。



■「人の話を聞く姿勢」を身につけるしつけって?

子どもは「自分だけの話を聞いて欲しい」と思っているものですが、それを許していると“人の話を聞く姿勢“がつかなくなります。例えば、保育園のお迎えの時間に担任の保育士と親が話しているとき、子どもが大人の話しに割り込んできたり、話しかけてくることがありますが、これを受け付けてはいけません。

次のように言いましょう。

「○○君、今、お母さんは先生と大事なお話をしている最中なの。だからちょっとの間、静かにして待っていようね」

ただし、これがちょっとの時間では終わらずに、話が延々と続いたり、スーパーや道でママ友に会うたびに長い時間話し込むと子どもはしびれを切らしてしまいます。

そしてなんとか話を止めさせようとあれやこれやと妨害をしてきます。これは大人側が問題です。適度に切り上げる姿勢が親には必要ですね。



■こんな教え方はNG

小学生になると“間違っていたら恥ずかしいから手を挙げない”といった生徒も学年が上がるごとにチラホラ出てきます。1年生の教室は「先生、ハイ!ハイ!」とみんな元気に手を挙げていますが、高学年になるとそんな風景は少なくなってきます。

これに比べて幼稚園、保育園時代はクラスは挙手の嵐です。

保育者の質問も「この果物はなんですか?」とか「この間の遠足で動物園に行ったけれども、どんな動物がいたかな?」「日曜日はお家で何をしていましたか?」など誰でも答らえる質問だったり、正解不正解がないものが主ですから、ほぼ全員「私を当てて、僕を当てて」と手をめいいっぱい天井に向かって挙げています。

そんなとき、身体を机に乗り出して手を挙げている子、大声を出して手を挙げているような子を何度も差してしまう担任だったらおとなしい子どもは永遠に番が回ってきません。更に「はい、花子ちゃん答えてください」と先生自ら指名しているのにも関わらず、他の子どもが答えを横取りして「パンダがいた!」と大声で答えたとき、花子ちゃんを無視して「そうですね。パンダもいましたね」と言ってしまう先生もいます。

こうなると花子ちゃんはとても悲しい思いをして「もう、手を挙げるのはやめておこう」となってしまいます。子ども達にお友達の話を聞くしつけが出来ていませんね。

先生であるならば他の子どもが割り込んできたときには「先生は今は花子ちゃんを指したの。○○君は花子ちゃんではないから答えてはいけないよ」と伝えなければなりませんね。

兄弟がいる家庭などでもこういった横入りをしてくる子どもにはきちんとしつけをしましょう。

いかがでしたか。

大人でも皆で話しているのに直ぐに自分の話に持っていく人っていませんか? 成人してしまってからは誰も注意はしてくれません。幼児期から少しずつ親が教えていきましょう。

【画像】

※ Tyler Olson / Shutterstock

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【参考】

自分の話ばかりする大人になりますよ!子どもを「聞き上手」に育てるコツ

※ 立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)

【著者略歴】

※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』