“はじめてのおつかい”って、いつ頃からさせたらいいの? どうやって……?とおつかいについて何かと気になるママも多いかと思います。
有名番組の名前にもなっていることから、多くの親にとっては気になるトピックですよね。
筆者は個人的に、“おつかい”は子どもが小さな頃からした方がいいと思っています。
今回は子育てアドバイザーであり、四児の母である筆者が、“おつかいをすることで育つ4つの力”を紹介します。
■1:大人の仕事を理解できる
“おつかい”と一口では言いますが、その内容は様々で多岐にわたります。一昔前だと、お隣に回覧板を持って行く、近所でまとめて頼んでいる牛乳を取りにいく、手紙をポストに入れに行くなど、昔から子どもが“おつかい”をすることは当たり前の風景でした。
そうすることで子ども達は、日々生きる中でも沢山の仕事を親がしていることを自然に学ぶ事が出来たのです。ですので、子どもたちには“おつかい”を積極的にしてもらいましょう。
■2:家族以外の他人との絆を感じる
“おつかい”は人と人とを結ぶ行為です。いつでも一緒にいて安心な家族とは別の、他人にお願いしたり、答えてもらうことで、子どもは他の大人も信じていいのだ、ということを学びます。
ご近所でおつかいが出来る事が理想ですが、近くのスーパーマーケットやコンビニでも、同じ時間帯にいつもいるおじさんやおばさん、お兄さんやお姉さんなどと、普段から挨拶などして顔見知りになっていると、いざ子どもが一人で行く時も安心ですよね。
■3:「自分を信じる力」を養う
はじめは子ども達は当然ながら緊張しています。特に引っ込み思案な子は、まずは親が一緒にいるところで他人とやりとりの練習をするといいでしょう。
「大丈夫、ちゃんと後ろで見てるからね」と声をかけて、次のようなことを促してみてください。
例えば、ひとりでレジへ商品とお金を持って行って買い物をする。お隣さんに、お土産を持って行く。レストランで、「スプーンをください」と言ってもらう。などといったことから、始めてもいいでしょう。
軽々と他人に話しかける事が出来る子もいれば、なかなか親の後ろから出られない子もいます。おつかいの度合いはその子のペースを考えて、少し背伸びするくらいの課題を親があげてください。
出来たときには、「すごいね、一人で言えたね!どんな気持ち?」と聞いてみてください。うまく答えられないときもあるでしょう。そんなときは、「嬉しそうだね。ママも嬉しいな」と言ってあげてくださいね。
子どもの中に自分を誇らしく思う気持ちが生まれ、それは一生の宝になるはずです。
■4:人の役に立つ「喜び」を覚える
おつかいのときは、親からはもちろん、やりとりをする他人にも「ありがとう」と感謝される事もあるでしょう。
人間は社会で生きる生き物です。自分一人では生きられません。人を信じて、頼られたり、頼ったりして生きる第一歩が“おつかい”なのだと思います。
いかがでしたか。
“おつかい”と言っても、一人で外出して買い物して帰ってくるだけではありません。
おつかいは子どもの頃しか経験出来ない貴重なことです。そんな貴重な挑戦へ、ママが背中を押してあげられるといいですね。
【画像】
※ Dmitry Kalinovsky / Shutterstock
【著者略歴】
※ mica・・・夫・姑・4人の子と共にシンガポール在住の子育てアドバイザー。暮らしニスタ、コラムラテ、阪急電鉄ブログでもコラムを執筆中。著者ブログにて、記事の裏話を更新しています!執筆依頼はブログよりどうぞ。
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