休日に子供と公園で遊ぶパパや子供の送迎をこなすパパなど、ひと昔前にくらべると、育児に協力的な“イクメン”が増えてきました。しかし、世界を見渡せば、本場のイクメンはまだまだそんなものじゃありません。
今回は15年の海外在住経験を持つ筆者が、海外のママ友たちから聞いた仰天イクメンエピソードをご紹介しつつ、日本でも実践できそうな男性参加型育児をご提案します。
■もはや「レベル」が違う!? オドロキの海外イクメン実話
アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアなどイクメン度がすすんだ国では、日本ではありえないレベルの育児パパが存在しています。
海外の大学に勤務するあるパパは、子供の送迎を理由に堂々と重要会議を早退。また、別の企業に勤めるパパは、子供の学校ボランティアに参加するために有給ゲット。どちらも勤務先に本当の理由を伝え、それが上司や同僚の評価にも特に影響しないというから、イクメンを受け止める社会の器も違います。
ある大手IT企業では、就業時間を過ぎるとなぜかオフィスに子供がウロウロしだすそう。
さらに、子沢山ママの1週間の海外旅行のために会社をどーんと休み、子供たちの日々の世話はもちろん、幼稚園や習い事の送迎、公園遊びまで、ママの仕事を丸ごと代わってくれる夢のようなダンナ様も。
社会的背景や文化が異なるので、日本の育児にそのまま当てはめることはできませんが、海外のイクメンは凄腕ママの領域に達しているといっても過言ではありません。
■日本でも実践できるイクメン活動3選
パパに子煩悩になってもらうには、まずは育児参加の糸口を見つけてあげましょう。
パパが育児に参加しやすいエントリーレベルのイクメン活動はこちら。
(1)月に一度はパパと子供の親子デートの日に
休みのたびに子供の世話を頼むと不機嫌になるかもしれませんが、月に一度だけなら喜んで世話をしてくれるパパが増えるはず。子供とパパだけの特別なデート日を設定することで、普段はママに頼りっぱなしの育児をパパが体験できます。短時間から始めて徐々に時間を長くして行くと、パパも子供もストレスを感じません。
(2)パパがシェフの男料理パーティを
海外ではBBQは男の仕事。
(3)パパと一緒に親子おけいこに挑戦
子供が習い事を始められる年齢なら、パパと一緒に楽しめるスポーツ系おけいこに参加を。とくに空手や剣道など、格闘技系はパパがすんなり入りやすいようです。週末開催の親子スイミングなども、パパと子供の距離が縮まりおススメです。
いかがでしたか?
育児に全く協力的でなかったパパでも、イクメンへの入り口までママが上手に誘導することで、子供との関係が深まり、その後はママが口出しをするまでもなく、ぐんぐん子煩悩度が上がります。
ママがやきもちを焼くようなラブラブの父娘や男同士の熱い絆で結ばれた父子が誕生しますよ。
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【著者略歴】
※ 林カオリ・・・15年のオーストラリア滞在の後、日本にUターン帰国。両国にて海外旅行・留学・ライフスタイル関連記事を多数執筆する。現在、女児2人の子育て真っ最中。国による育児事情の違いに人知れずショックを受ける日々。