キリストのお墓といえば、一般的にはエルサレムの「聖墳墓教会」あるいは「園の墓」です。

しかしながら、キリストは処刑されず生き延び、日本に逃れ106歳の生涯を閉じた・・・そんな伝説に基づくキリストのお墓が青森の新郷村(旧戸来村)にあるのをご存知でしょうか。


青森県にあるキリストの墓の土産店「キリストっぷ」は斜め上を行...の画像はこちら >>


同じ東北に住むものとして、そこまでは私も知っていました。

ところがあるとき、テレビを見ていたら青森出身のタレント新山千春さんが、

「近くにお店もあるんですよ。コンビニにミニストップってあるじゃないですか。キリストっぷっていう…」

「営業時間は10時からなんですよ、十字架にかけていて」

と言って、その話を聞いた司会の明石家さんまさんや、他の出演者一同大笑いをしていたのです。

もちろん、私も腹を抱えて笑ったのは言うまでもありません。

青森県にあるキリストの墓の土産店「キリストっぷ」は斜め上を行く幻の店


それが2019年10月のことで、これがきっかけとなり「キリストっぷ」は全国区となりました。

今年の4月6日付河北新報に、こちらの記事が掲載されていたのでご紹介します。

青森県にあるキリストの墓の土産店「キリストっぷ」は斜め上を行く幻の店


記事を読むと、某コンビニチェーンとはたまたま似てしまったということですね、何という偶然でしょう。

当初は地場産食材が主だったようですが、現在はキリストの墓Tシャツやバッグなどのグッズが並んでいるお店です。

青森県にあるキリストの墓の土産店「キリストっぷ」は斜め上を行く幻の店


こちらミニストップでの買い物のとき、エコバッグとして使うのをご提案させてください。

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開店当初から、村で暮らす『ネーティブ』の女性たちが店番です。

営業は4月末から11月上旬の毎週土日が基本、開店は十字架にちなみ午前十時。


しかし、ここ1~2年、都合がつかず土日も営業できない日が多く、ネット上では幻の店と言われ、レア度が増しているそう。

今後は、『キリストのハッカ(墓)あめ(アーメン)』をはじめ、グッズを増やしていきたいとのことです。

青森県にあるキリストの墓の土産店「キリストっぷ」は斜め上を行く幻の店


運営者の平葭健悦さんは、「ばかばかしいことも真面目に続ければ、人の輪が広がっていると信じています」と話しています。

キリストっぷ情報はこちらから

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