同シリーズの20作目となる『草花写生図譜』は、江戸時代に編纂された植物図譜や本草図譜をテーマにした塗り絵となります。
図譜とは現在の図鑑に近しく、対象物をじっくり観察して細密に描かれているのが特徴。草木を描いた植物図譜のほか、魚や動物、薬草など幅広く存在します。Japaaanでも過去に、「朝かがみ」、「本草図譜(ほんぞうずふ)」、「梅園画譜」などを紹介しました。
妖艶さもステキ!朝顔ブームの江戸時代に描かれた”変化朝顔”の図譜「朝かがみ」が素晴らしい
約2000種もの植物を写生!江戸時代に作られた日本で最初の植物図鑑「本草図譜」
江戸時代の写実番長!幕臣で学者、毛利梅園のズバ抜けた観察眼で描いた「梅園画譜」
天下泰平の江戸時代。当時は輸入や参勤交代で多くの植物が江戸に持ち込まれました。美しくめずらしい植物に江戸庶民は魅了され、空前の園芸ブームが巻き起こります。
本書では「江戸庶民が愛でたであろう草花」を19種選び、植物図譜のように細かく表現しています。経年劣化した和紙のように色合いなども再現しています。線画対向には花の特徴や名前の由来などを紹介。塗り絵を楽しみながら花の知識も深めることができます。

江戸庶民が愛した「和の草花」に思いを馳せながら、自由に色を重ねてオリジナル図譜を描いてみるのも良いかもしれませんね。


『おとなのスケッチ塗り絵 草花写生図譜 ~江戸庶民が愛した和の草花~』は1,320円(税込)で発売中です。
『おとなのスケッチ塗り絵 草花写生図譜 ~江戸庶民が愛した和の草花~
日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan