突然ですが、みなさんの地元では、「グーとパー」でグループやチーム分けをする際に、どのような「掛け声」を使っていましたか?

筆者は神奈川県で生まれ育ちましたが、大学に進学したときに知り合った友人がまったく異なる掛け声を使っていて驚いた経験があります。

詳しく調べてみると、その掛け声の種類はなんと全国に50以上あるとの調査結果も。
そこで今回の記事では、広く使われているものから、めずらしいものまで、色々とご紹介していきたいと思います。

グッパージャス、グットッパ……「グーとパー」でチーム分けする...の画像はこちら >>




■関東は「グー」と「パー」の言葉がよく使われる!?

関東地方では掛け声では「グー」と「パー」の言葉を基本として、「グットッパ」「グッパージャス」「グッとパーでわかれましょう」などがよく使われているようです。

また、それらから派生し、「グッパーエス」「グーパーショ」「グーパーワイ」などが使われる地域もあるようです。

■近畿では特徴ある単語が入ることも!?

近畿地方でも「グットッパ」が使われることは多いようです。なかには「ぐっぱーぐっぱー、ぐっぱでホイ!」のように「ホイ」という特徴的な単語が入ることも。

また、京都では「グッパで組んでも怒りなし」「グッパで組んでも文句なし」といった掛け声が使われることもあるようです。

また、興味深いのが兵庫県の掛け声。「グーパー、どすこんべ!」という特徴的なこちらは、主に兵庫県加古郡の播磨町で使われているそうです。

「いんじゃんほい」「アイラッセ」など、神奈川出身の筆者は聞いたことがないものがたくさんありました。



■そもそも「グーとパー」でない場合も

地域によっては、分け方が「グーとパー」でない場合もあるようです。「グとチーで合った人」という掛け声で「グーとチョキ」を使うケースや、「うらおもて」という掛け声で「手の裏表」で分けるケースもあるようです。

そのほか、あいこだった場合の掛け声も地域により差があるなど、「グーとパー」で分かれるというシンプルなものが意外な奥深さを持っていることがわかります。


いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです!

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