東京・上野のシンボルといえば、西郷隆盛の銅像ではないでしょうか。「本人に似ていない」などの批判もありながら、明治31年に作られて以降、多くの人が西郷さんや日本の歴史に親しむ場所になっています。


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そんな西郷隆盛像ですが、やはり隣にいる「犬」が気になりますよね。今回の記事では、その犬も少し関わっている、西郷隆盛が実践したダイエット方法に迫ってみたいと思います。

※この記事では、西郷隆盛が実践したと言われている減量方法をご紹介していますが、読者の方に勧めるものではありません。ご自身が減量をされる際には、必ず医師や栄養士、パーソナルトレーナーなどの専門化の意見を参考にしてください。

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■西郷隆盛は甘いものが大好きだった!?

西郷隆盛は、若いころは筋肉質で健康的な身体だったと言われています。しかし、討幕運動や明治維新が終わり、刀を振ることもなくなり、新政府に出仕するようになってからは運動不足に。

また、西郷隆盛は砂糖菓子などの甘いものが大好きだったようです。さらに、白米や薩摩名物の豚骨、脂っこい豚肉も好物だったとか。運動不足に加え、こうした食生活によって、彼はどんどんとメタボ体型になってしまいました。



■ドイツ人医師がすすめたダイエット法とは?

太ってしまった西郷隆盛を心配したのが明治天皇でした。明治天皇は、お雇い外国人として日本に来ていたドイツ人医師・テオドール・ホフマンに西郷を診察するよう頼みました。診察の結果、「メタボ」が発覚。
脳卒中の危険すらあるということがわかりました。

そこで、ホフマンが提示したのが次のようなダイエット方法。

まずは1日5回の下剤(ひまし油)と食事制限(白米や豚肉の摂取を控える)。加えて運動もすすめられました。運動と言っても、軽い散歩程度ではダメで、山歩きをすすめました。

■体重は減ったものの……

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山歩きをすすめられた西郷は、うさぎ狩りを実践しました。このときに一緒に連れて行ったと言われているのが、彼の愛犬です。西郷隆盛像は、うさぎ狩りに出かけるときの様子だと言われているんです。

元来、真面目な性格の西郷。ホフマンに言われたとおりのダイエット方法を実践します。炭水化物を制限し、下剤を服用していたことで、体力が落ちていながらのうさぎ狩りでした。このような過酷なダイエットによって、彼の体重は3年間で約30kgも減ったと言われています。


しかし、同時にメンタル面も衰弱させてしまいました。西郷は、唐突に朝鮮使節を志願しているのですが、これも精神面でまいってしまったことが理由なのではないかと考えられています。

いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

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