『昔話法廷』で開かれるのはちょっと変わった裁判。
教科での動画教材として制作されているのですが、設定もシナリオも斬新。第1話は「3匹のこぶた」。ここ、昔話法廷では、こぶたは被害者ではありません。オオカミを殺害した末っ子のこぶたは、計画的犯行か正当防衛かについて争われます。被告人のこぶたがオーバーオールを着て法廷に立つ姿はシュール過ぎます。

長男が弁護側の証人に立ちます。トン三郎は不安そうな表情。
1話15分の短めの番組は、証人尋問、反対尋問、被告人質問、最終弁論と、本物さながらの裁判のように粛々と進んでゆきます。この昔話法廷、判決が出る直前で番組は終了してしまうのが特徴。

息子を失ったオオカミのお母さん。検察官は木南晴夏が演じます。
第2話は「カチカチ山」で大好きなおばあさんの敵討ちでタヌキを殺そうとしたウサギに“実刑判決”を下すか、それとも“執行猶予”にするかが争点です。

被告人側の弁護人はモロ師岡。

タヌキはおばあさん殺害の罪で服役中。検察官は安藤玉恵。
第3話は「白雪姫」。被告人の王妃がなんと犯行を全面否定。白雪姫にはめられた、と証言します。動物は出てきませんが、王妃役の真行寺君枝さんの存在感がハンパないです。検察側の証人、狩人はうっかり八兵衛の高橋元太郎さん。

王妃役は真行寺君枝。まさかの「私はやってない」発言。
全3話はNHKが学校向けに放送している番組を配信しているWebサイト、NHK for Schoolで見ることができます。あなたも裁判員目線で見て、あなたなりの判決を考えてみませんか。さあ、判決はどっちにする!?
- 昔話法廷 – NHK
- 昔話法廷 [ 中学・高校]|NHK for School
日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan