20万人を動員し大盛況のうちに幕を閉じた「春画展 SHUNGA」が、京都 細見美術館で開催されますよ!
東京の永青文庫で開催された東京展では入場待ちの行列もできるほどでした。
西川祐信 「春宵秘戯図巻」 【場面替】
そんな春画展が京都で開催。会期は2016年2月6日(土) ~ 4月10日(日)となっており、前期・後期に分けて開催されます。(前期:2月6日(土) – 3月6日(日)、後期:3月8日(火) – 4月10日(日))
デンマークのコレクターをはじめ、日本の美術館・研究所や個人が秘蔵する鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、葛飾北斎といった浮世絵の大家たちによる「春画の名品」が勢ぞろい。
そしてさらに京都の西川祐信や大坂の月岡雪鼎の作品を通して、上方ならではの春画の魅力にも迫るという京都展ならではの見せ方もあるそうで、東京展にはなかった内容も含まれるようです。

歌川国貞 「花鳥餘情吾妻源氏」 国際日本文化研究センター蔵 【後期展示】
春画はアートといってもポルノ的な要素ががっつり含まれていますので、東京展の時と同様に18歳未満の方は入場禁止となります。ポルノ的な要素が原因で春画展が海外で開催できても日本では開催できない…といったニュースもありましたが、「18歳未満の入場禁止」という落とし所は良い決断だったと感じます。
「春画」はポルノか芸術か?海外で行われた春画の展示会が日本では中止?
春画というものをご存知だろうか?江戸時代に流行していた性風俗のシーンを描いた絵画(浮世絵)の事で、現代で俗に言うポルノ系。春画はアートとして見るべきか?それともポルノ作品として扱うべきかが議論…東京展の開催が決定した時には巡回展を期待していた方も少なくないと思いますので、今回の京都展開催もまた人気の展覧会となりそうです。

喜多川歌麿 「歌まくら」 浦上満氏蔵 【前期展示】
会期中にはバレンタインデーもありますので、恋人と一緒に春画デートなんていう斬新すぎるデートを企画してみてもいいかもしれませんよ。
春画展 – 京都 細見美術館
トップ画像: 喜多川歌麿 「歌まくら」 浦上満氏蔵 【前期展示】
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