■割長屋と棟割長屋
明暦の大火以降、町の再興に当たり多くの職人が必要になったので、表店の裏に長屋が作られました。
棟割長屋は、風通しが悪く隣りの家の声も良く聞こえてくるし、壁が邪魔で裏に抜けられないし…。ただし、その分家賃は割長屋よりは安めで、棟割長屋は300文(約7,500円)、割長屋は500文(約12,500円)。約倍の家賃でも、もし住むなら割長屋がいいなぁと思ってしまいます。住み心地が断然違う!はず。
■驚きの狭さ!プライバシーもなし
長屋は、6畳一間が基本。へっついと呼ぶ竃(かまど)・流しがありました。押入れなんぞ、ありません。寝起きするスペースは4畳半。ここに4人家族で住んだら、まさにぎゅうぎゅうですね。
壁も薄く、板壁には節穴もあり、共同設備に、総後架(そうこうか)と呼ばれるトイレ・井戸・下水を流す溝(どぶ)、芥(ごみ)溜め、稲荷があったとはいえ、長屋が粗末なつくりなことは確か。
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■狭くて粗末な造りの理由
じゃ、なんでこんなに狭くて、粗末なの?ということですが、理由の一つめは頻繁に起きていた火災です。いつ何時、火災が起きるかわからなかったので、長屋の持ち主である地主は立派な材木を使って長屋を建てたくなかったんですね。
もう一つのわけは、江戸は元々武家政権を維持することを第一義に整備された町だったから。そのため、武家と町人の住環境には歴然とした差があったのです。江戸の市街地の約60%が武家地、20%は寺院と寺社。となると、残りの20%分のスペースに、50万人から54万人の町人が暮らしていたというから、相当狭かったはず。
庶民は、通りに面した店・表店(おもてだな)や町屋に越して町民になるのが憧れだったそうな。狭くて粗末な長屋でも、季節の行事を楽しんだり、近所の人をとやかく詮索しないとか、心豊かな江戸時代の庶民たち。どんな家に住んでいるかより、どんな心持ちで暮らすか、が一番大事なのかもしれませんね。
画像出典:photoAC、東京都立図書館
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