楽天は17日、新監督として前ロッテ監督の吉井理人氏(61)が就任することを発表した。吉井氏と三木谷浩史オーナー(61)らが宮城・仙台市内で会見。

シーズン途中での異例の人事に踏み切った理由について、三木谷オーナーは「中長期的に球団の方向性、また様々な改革をしないと、継続的な強い球団は作れないと考えて」と説明した。

 同オーナーによると、面会して「ダメ元」で監督就任のオファーをしたところ、「火中の栗を拾う」という形で引き受けてもらったという。契約期間に関しては「中長期的な契約」と言及した。

 今季の楽天は4月中旬までは首位を争ったが急失速。63試合を終えて23勝39敗1分けの借金16と低迷している。5月以降はコーチの配置転換も実施。それでも劇的な改善は見られなかった。

 借金15に到達した巨人戦後(楽天モバイル)の10日午前1時に三木監督の休養を電撃発表。発表以降は塩川ヘッドが監督代行を務めてきた。さらなる前進を目指してシーズン途中で吉井氏を新監督として迎え入れる。異例のタイミングで球団外部から招へいした新指揮官が誕生する。

 吉井氏は日米通算121勝を挙げ、コーチとしてダルビッシュ有(パドレス)や大谷翔平ドジャース)らを一流の投手に育てた。

22年にはロッテのピッチングコーディネーターとして佐々木朗希(ドジャース)を指導。23年からは3年間、ロッテで監督を務め、就任1年目には前年5位だったチームを2位に躍進させた。

 吉井新監督の初陣はリーグ再開初戦となる19日のロッテ戦(ZOZO)の見込み。三木谷オーナーを筆頭とした楽天の異例の決断が、風向きを変える要因となるか注目される。

 ◆吉井 理人(よしい・まさと)1965年4月20日、和歌山県生まれ。61歳。箕島高から83年ドラフト2位で近鉄入団。95年ヤクルトに移籍し、97年オフにFAでメッツ入り。メジャー3球団を経て2003年からオリックス。07年途中でロッテに移籍し、同年引退した。08~12年は日本ハム、15年ソフトバンク、16~18年日本ハム、19~22年ロッテとコーチを歴任。23~25年にロッテ監督。

日米通算547登板で121勝129敗62セーブ。右投右打。

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