◆日本生命セ・パ交流戦 2026 オリックス3X―2阪神(14日・京セラドーム大阪)

 阪神・佐藤に成績以上の成長を感じた。3回1死満塁からの先制犠飛は、主砲として価値のある打撃だ。

遅い球を十分に引きつけて左翼へ放った。思い切り引っ張って長打も狙える球だったが、得点の可能性が高い打ち方を選択していた。連敗を止めた翌日で、是が非でも先取点が欲しい場面。これだけの成績を残している打者がチーム打撃に徹する姿は、見逃せないシーンだった。

 この日の2得点にも絡んだ佐藤、森下、中野は健在だ。中心選手が安定している阪神はリーグ戦再開後、安定した戦いを見せるだろう。だが、抜け出すためには主力に続く打者が必要。筆頭候補である立石を、もっと辛抱強く起用してほしい。

 森下のように、常に思い切り振れる打者として成長が期待されるルーキー。パ・リーグのパワーピッチャーに崩されてしまった印象だ。10回の代打では速球を意識して体が前に突っ込むことを見透かされたように、変化球を続けられて空振り三振。力強いスイングが消え、当てにいくような姿が寂しかった。

代打の1打席では、余計に結果を求めて彼の魅力が消えてしまうことが心配。試合で使い続け、試練を乗り越えさせるべき素材だ。(スポーツ報知評論家)

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