掛川西の右腕・古岡都暉(3年)が、父と同じ甲子園の舞台を目指し、最後の夏に挑む。父の基紀さんは、1998年夏の甲子園で準優勝した京都成章のエース。

当時は決勝で横浜のエースだった松坂大輔氏と投げ合った。同年代には聖隷クリストファーの高部陸、常葉大菊川の佐藤大介なども県内にはいるが、「県代表のエースとして甲子園に立てるのは一人だけ。そこは譲れない。秋も春も悔しい思いをしたので、自分も仲間も懸ける思いは強い」と闘志を燃やす。

 春の県大会は右肘痛の影響もあり、登板はワンポイントのみ。その期間を無駄にはしなかった。上半身の筋トレに励み、フォームを見直したことで最速140キロを計測し、平均球速は130キロ台前半から後半へ上昇。持ち味のスライダーに加え、新球種も習得中だ。「空振りを取れるようになってきたので、三振を奪える場面も増えると思います」と手応えを口にする。

 2年前、同校は夏の県大会優勝を果たし、古岡は甲子園ではスタンドから先輩たちの勇姿を見守った。昨夏は聖隷・高部が聖地のマウンドで躍動する姿を目に焼き付けた。「楽しそうに投げていた。

今年は自分がそこに立ちたい」。父が決勝のマウンドに立った甲子園。その景色や重圧、歓喜を自らの肌で感じる。(伊藤 明日香)

 ◆古岡 都暉(ふるおか・とき)2008年5月21日、浜松市生まれ。18歳。小2の時に、浜松ドリームアローズで野球を始める。曳馬中から掛川西に進学。176センチ、78キロ。右投右打。家族は両親と弟。

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