日本の各地域には、「芸者遊び」のできる「花街」と呼ばれる区域があります。最も有名なのは、「舞妓はん」で知られる京都の「五花街(祇園甲部・先斗町・上七軒・祇園東・宮川町)」ですね。
「京都に舞妓はん、浅草に振袖さん」をキャッチフレーズに浅草で誕生したのが「振袖さん」です。
芸者と言えば、日本髪に白塗りのお化粧、そして華やかな着物姿が定番ですが、「振袖さん」も芸者らしい姿でお座敷やホテルでのパーティーなどに華を添えています。時には、おそば屋さんやうなぎ屋さんや、各種イベントや撮影会などにも派遣されるというから驚きです。
彼女達はお座敷でお酌などの飲み物のサービスを行い、華やかな「舞」を披露します。京都の花街の場合は、舞を舞う芸舞妓さんと、三味線や太鼓などの楽器を担当する芸妓さんがセットで派遣されることが多いのですが、振袖さんの場合はラジカセを持参し、音楽を流して舞を見せてくれます。
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■他の花街の女性とは決定的に違うこと
「振袖さん」が他の地域の花街の女性達と大きく違うのは、「株式会社浅草観光振袖学院」に「社員」として所属し、浅草の地域活性化のために働いているという点です。
一般的な芸者さんは置屋に籍を置いてはいるものの、頂いた花代(ギャラ)が全て自分のものになる代わりに、着物などの必要経費は全て自分持ちの「個人事業主」です。一方、振袖さんの給料は月給制で、ボーナスも2年目以降は年2回、その他に諸手当も付くなどの点も、「社員芸者」らしいですね。
振袖さんになるためには、高校卒業以上で18歳以上23歳までの、健康な女性であること、未婚であること、25歳が定年、タトゥーは一切不可、短期不可など、いくつかの条件があります。
通常は16時くらいに出勤して、最長22時くらいまでお座敷を勤めますが、午前中やお昼に仕事が入る場合もあり、昼・夜と仕事が続く場合もあります。
他の花街の芸者さんと同じように、振袖さんも日本舞踊、茶道などのお稽古を欠かさず受けています。
京都の花街などは「一見さんお断り」と敷居が高いところが多いのですが、振袖さんはどこにでも1名から来てくれます。宴席に華を添えたい皆さんは、是非一度、振袖さんのおもてなしを楽しんでみてはいかがでしょうか?
画像出典:株式会社 浅草観光振袖学院 公式HP
浅草振袖さん
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