ところで、2019年GWの10連休はいったいどのような理由で実現したのか知っていますか?今回は、奇跡の10連休のその内訳を見ていきたいと思います。
■天皇陛下御即位によって実現する10連休
ゴールデンウィーク中の5月1日(水)はご存知の通り、皇太子殿下が天皇陛下に即位し元号が令和に変わる日です。そのために5月1日(水)は祝日となります。
ここで、これまで通り5月1日を平日として考えた場合と、実際の今年のカレンダーを比較してみましょう。
通常だとゴールデンウィーク中の連休は、3日間休み、3日平日、4日間休み…となるわけです。
しかし今年は10連休……いや、待って!
4月30日(火)と5月2日(木)の「国民の休日」って何これ?
この「即位の日」前後の「国民の休日」が、今回の10連休のキモになっているわけです。
■「国民の休日」は国民の祝日に関する法律によって決められている
通称・祝日法とも言われている「国民の祝日に関する法律」の第三条の3には
その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(「国民の祝日」でない日に限る。)は、休日とする。とあります。
「その前日及び翌日…」の”その”が、今回でいう4月30日(火)と5月2日(木)にあたります。
天皇陛下御即位の日の前後だから…という理由ではなく、祝日法に基づいて休日になったのです。
4月30日(火)は、「昭和の日(祝日)」と「即位の日(祝日)」にはさまれ「国民の休日」に。5月2日(木)は、「即位の日(祝日)」と「憲法記念日(祝日)」にはさまれ「国民の休日」になったわけですね。
今回の超大型連休は、会社の状況や仕事の内容によって、嬉しい人もいたり、いくらなんでも休み多すぎ…と感じている人もいるようですが、滅多にないことですから、それぞれ良い思い出になるゴールデンウィークになると良いですね。
日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan