企業向けの教育研修事業、若年層向けの就職支援事業を展開するジェイックは2025年6月26日、プレシニア社員300人(50~59歳の管理職150名、一般社員150名)を対象に実施した「仕事に対するモチベーション」に関するアンケート調査の結果を発表した。
モチベーション高く働けているか...あまり/全くそう思わない56%調査では「現在の仕事に対し、モチベーション高く働けていますか」と質問すると、多い順に、「あまりそう思わない」が39.0%、「そう思う」が35.3%、「全くそう思わない」が17.0%、「非常にそう思う」が8.7%となった。
「あまりそう思わない」と「全くそう思わない」の合計は56%となり、50代正社員がモチベーション高く仕事に取り組めていない傾向が見られた。
なお、管理職・一般社員別に内訳を見ると、管理職では「あまりそう思わない」「全くそう思わない」の合計が45.4%。一方、一般社員での合計は66.6%と、21.2ポイントの差が出た。
「50代~60代のキャリアが尊重されていない」「あまりそう思わない」「全くそう思わない」とした回答者を対象に、「その理由として、あてはまるものをすべて教えてください」と質問した。その結果、管理職・一般社員ともに最多は「50代~60代のキャリアが尊重されていない」(管理職39.7%、一般社員38.0%)。次いで、「仕事に新鮮さを感じられず退屈」、「働きに対して会社から適切な評価を受けていない」といった項目が多く挙げられた。
一方、「働きに対して会社から適切な評価を受けていない」と回答した割合は、一般社員が管理職を9.5ポイント上回った。さらに、「働き方に対して体力が追いつかない」では、一般社員が管理職を18.6ポイント上回った。ジェイックは、「一般社員がより待遇面と健康面での課題を抱えていることがうかがえました」と指摘している。
調査は2025年5月23日~24日、インターネットで行われた。調査委託先は株式会社アスマーク。