パーソルキャリアが運営する調査機関「Job総研」は2025年7月22日、421人の社会人男女を対象に実施した「2025年 社会人のキャリア観調査」の結果を発表した。

柔軟で持続可能なはたらき方を支える環境整備が求められていく

自分の子が「将来同じ仕事をしたい」と言ったら「嬉しい」62.3% Job総研調べ>の続きです。

調査では、今後のキャリアへの考えを聞くと、最多は「今の仕事を続けたい」が36.3%。次いで、「転職や異動を考えている」が32.5%、「プライベートを優先したい」が27.8%となった。

また、今の仕事を続ける期間を聞くと、最多は「5年以上」が42.5%。次いで、「3年」が15.9%、「1年未満」が14.9%となった。

一連の調査結果のまとめとして、パーソルキャリアは、次のように指摘する。

「本調査では、理想と現実の間で葛藤しながらも、自らの仕事に意味や誇りを見出し、その価値を次世代に引き継ぎたいと思う社会人の姿が浮かび上がりました。はたらく上での様々な課題に直面しながらも、経験や成果から得た実感は強く、仕事が単なる労働ではなく、自分らしさや社会とのつながりを実感できる場であることを再確認できる内容となりました。今後は、こうした多様なキャリア観を尊重し、柔軟で持続可能なはたらき方を支える環境整備が、企業や社会に求められていくと考えられる調査結果となりました」

調査は2025年7月2日~7日、男女20~50代の421人に聞いた。対象は、現在就業中のJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者。

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