ダイドードリンコのロングセラー商品「さらっとしぼったオレンジ」が製造中止となり、インターネット上で多くの惜しむ声があがっている。

人気の果汁飲料として支持を集めていたが、一体なにがあったのか。

広報に聞いた。

「悲しみがとまらない」

1996年発売の「さらっとしぼったオレンジ」(税込124円)は、搾りたての食感が楽しめるよう、オレンジの果実をふんだんに使っている点が特徴だ。

490グラムのロング缶で、自動販売機を中心に展開していた。

今回、同商品を扱う通販サイトで「本品はメーカー製造中止のため、在庫限りで販売終了となります」との説明があり、ツイッターで話題に。

「うちの学校のど定番だったサラシボが。。。」
「悲しみがとまらない」
「夏前にこれがなくなるとかどうすればいいんだよ!」

と惜しむ声が多数寄せられた。

20年以上のロングセラー、再販の予定は?

「想定以上の反応に驚いています」――ダイドードリンコ広報・IR部の担当者は2018年5月21日、J-CASTトレンドの取材にこう話した。

製造中止の背景には、自販機ビジネスの厳しい環境があったという。自販機の飲料売り上げが徐々に減少し、ラインアップの見直しが必要だった。そこで2018年春夏期商品から、売り上げ拡大の余地が少ない「さらっとしぼったオレンジ」が漏れてしまった。

「ロングセラーなので売り上げは安定していましたが、自販機では新商品が目を引きやすいという特性があります。
自動販売機のラインアップ全体の売り上げを考えたときには...苦渋の選択となってしまいました」

再販の予定については、

「まずは、インターネット上で寄せられた反響を適切に社内で共有させていただきます」

と答えるにとどめた。<J-CASTトレンド>

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