千葉県船橋市の非公認ご当地キャラクター「ふなっしー」。以前はバラエティー番組を中心にテレビに多く出演していたが、最近は画面で見かけない。
ツイッターには、ふなっしーの「行方」を心配する書き込みもある。調べてみると、テレビ以外の場では大活躍している。では、テレビとの「関係」は。
イベント出演、ファンは今も大勢ふなっしーは「梨の妖精」という設定だが、妖精とはかけ離れた独特の話しぶりや愉快な動きが人気を集めた。ファンを大勢獲得し、2013年10月30日には船橋市から感謝状を贈呈された。
テレビでも人気者だったが、2015年あたりから次第に番組で姿を見る機会が減っていった。20年2月3日付の「ダイヤモンド・オンライン」は、ふなっしー本人にテレビ出演が減った理由を取材している。そこでふなっしーは、「そもそもタレントとして活動する意思がなかったというのが一番の理由」と話している。テレビが求めるのは過激な映像が多く、受けられない仕事が増え、それを断り続けたそうだ。「その結果、テレビでの出演が減ったなっしー」と説明していた。
ただし出番を減らしたのは、テレビだけ。最近のメインの仕事はイベント出演のようだ。
ふなっしーは映像作品も多数販売している。2021年7月7日、DVD「ふなのみくす 7 ~ナッシーバカンス高知篇~」を発売した。コロナ禍で観光客が激減した高知県の様々なスポットをふなっしーが巡っている。これが、前日6日付オリコンの「デイリーDVDランキング」で発売3位を獲得する人気ぶりだ。
公式ショップ「ふなっしーLAND」は千葉・船橋本店ほか、大阪、東京、愛知にも店舗を構えている。ここではふなっしーの様々なオリジナルグッズが購入でき、店内もふなっしーの着ぐるみの黄色一色に染まっている。公式ツイッターでは、オンラインショップの売り切れ情報が度々投稿されていて、グッズも売れているようだ。
テレビとの関係性も、少し変わってきたようだ。最近、出演が少し増えている。