競泳の池江璃花子選手(19)が競技への復帰を目指すにあたり、トレーニングを進めていくと6月16日に発表された。
各メディアによると、池江選手はコーチが変わることとなり所属しているスイミングクラブの西崎勇コーチから新たに指導を受ける。
昨年2月、白血病と診断され闘病中であると明かした池江選手。当時、祖父は「孫には元気になってほしいという気持ちでいっぱいです」といい、祖母も「いまは璃花子が回復してくれることをひたすら祈っている状態です」と本誌の取材に対しコメントしていた。今回のトレーニング再開に家族の喜びもひとしおだろう。
「池江選手は療養のため、高校の卒業式にも参加できませんでした。無菌室での治療は壮絶なもので、Twitterでは《思ってたより、数十倍、数百倍、数千倍しんどい》と苦しみを明かしていました。その後は転院し、最新の白血病治療が受けられる病院へ。強力な抗がん剤治療を再び経て、やっとトレーニングにまで漕ぎ付けたのです」(スポーツ紙記者)
そんな彼女を支えていたのが、母の美由紀さんだ。教育熱心な美由紀さんは、これまでスパルタ教育で池江選手を育て上げた。
「美由紀さんは習い事を10種類近くもさせるなど、池江選手の才能を目覚めさせることに積極的でした。また食事制限も大変シビア。食事は宅配してもらった有機野菜が中心で、『身体に良くない』といってお菓子やジュースもあまり与えなかったそうです」(美由紀さんの知人)
しかし、池江選手の闘病生活で美由紀さんにも変化があったようだ。
「美由紀さんは、病床の池江選手のもとに通うたび彼女の好物をできるだけ用意してあげていたと聞きます。厳しいことで知られていましたが『今だけは娘がしたいことをさせてあげたい』と思うようになったそうです。昨年の池江選手の誕生日に美由紀さんは、娘さんの大好きなお惣菜でお祝い。前日から用意するなど気合が入っていたそうです」(日泳関係者)
母と娘の二人三脚にこれからも目が離せない。