「今年に入って15キロ減りました。学生さんが着るような若い子の9号の服が普通に着られる。
感染症対策の第一人者として、コロナ禍のメディアにひっぱりだことなった白鴎大学教育学部教授・岡田晴恵さん。11月中旬にも、『まんがで学ぶ!新型コロナ知る知るスクール』(著:岡田晴恵・まんが:山田せいこ/ポプラ社刊)が出版されたばかり。新型コロナウイルスについて予防から後遺症のことまで、まんがにしてわかりやすく説明している。
「子供から大人まで、新型コロナウイルスの知識を深めて感染の予防をしてもらいたい」という岡田さん。テレビ出演の際は専門家としてのコメントだけでなく、“どんどんキレイになっていく!”とファッションやメークにも注目が集まったが、その経緯を尋ねると……。
「単にやせてスリムになったから見た目が変わっただけです。洋服は、そもそも興味がなくて、あるものを着る。お金を使うのは本でした。でも、あまりにめちゃくちゃなものを着ていたら、ある方が“報道なのでもう少しシックにしませんか。どう見られるか考えてください”と言いにくいことを言ってくださった。ありがたかったです」
その時期のことを、「毎日、コロナウイルスの論文を読み、学んで考えて、きちんと解説する、わかりやすくお話する。
「服も化粧もまったく気にする余裕がなかった。きちんと食べることもできておらず、寝る時間もあまりなかった。そんななかでダメージを受けている私に、その方は、いろいろ言いにくいようなことを言ってくださり、アドバイスをしてくださいました。恩人です。感謝しています。すぐに久しぶりにデパートに服を買いに行って。すると販売員の方が、私を見てわかってくださり、テレビできちんと着られて、でもリーズナブルで家で洗濯できるようなものを選んでくれました」
ヘアメークもテレビに出始めたころから局のメークさんにおまかせだったという。
「『モーニングショー』のときは、3時間くらいしか睡眠を取れていないことが多かったので、メークの間に完全に寝落ちして。終わったところで起こされたことも。髪型とかメークもおまかせです。メガネをしていないので鏡も見えていないし」
取材は10月末時点。
「今年の冬は初めて日本で本格的な新型コロナウイルスの流行が起こるかもしれないと思います。ですから春からも言ってきましたが、医療体制をコロナウイルスの流行に備えて準備する必要があると思います。
まず、発熱の患者さんを診る窓口を、病院やクリニックの外で、または時間を分けるなどして、院内感染を防止しながら、つくる。それも十分な数を。そのために予算と、感染防御用品、マスクや手袋、ゴーグルやガウンなどを国が支給する。検査診療外来を行えるように国が支援を医療機関にしてほしいと思っています。インフルエンザなのか、コロナなのか、ほかの風邪なのか、そんな症状のときにすぐに診てもらえるように医療体制を構築しないといけない。それを至急やってほしいですね」

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