第44回日本アカデミー賞授賞式が行われ、長澤まさみ(33)が『MOTHER マザー』で初の最優秀主演女優賞に輝いた。

『世界の中心で、愛をさけぶ』で最優秀助演女優賞を受賞してから実に16年。

当時はアイドル的存在だった彼女も、日本を代表する大女優へと成長を遂げた。

受賞挨拶では再び涙をこぼしたが、以前の写真と比べるとその大人びた様子から、重ねた年月の重みを感じずにはいられない。

「本当にたくさんの方に支えられなければ、映画作りはできないんだなと、去年、身に染みて感じました」と語った彼女。

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』でも優秀主演女優賞に選ばれているが、同作で共演した三浦春馬さんと竹内結子さんが昨年亡くなっている。

今回見せた「大人の涙」は、彼らへの思いも込められていたに違いないーー。

「女性自身」2021年4月6日号 掲載

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