4月30日(日本時間、以下同)、大リーグ・ドジャースの大谷翔平(30)が、本拠地ドジャースタジアムで行われた対マーリンズ戦に1番DHで出場。1点ビハインドで迎えた初打席で、今季第7号となるソロホームランを放った。
17日以来、8試合ぶりに放ったこのホームランは、特別な意味を持つ。
「大谷選手は19日に妻・真美子さんの出産に立ち会うために『父親リスト』に入り、チームの遠征に帯同せずにロサンゼルスにとどまりました。そして20日、第1子となる長女の誕生をインスタグラムで報告。7号は父親になってから初めて響いた快音でしたから、このホームランは“パパ1号”とメディアでも大々的に取り上げられています。
また、この試合は『Women’s Night』と銘打たれ、各選手がそれぞれの妻が選んだ曲で登場する催しもありました。真美子さんはアニメ『美少女戦士セーラームーン』の主題歌『ムーンライト伝説』をチョイス。家族の後押しも効いたのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
“パパ1号”にSNSでは祝福ムードが漂うなか、大谷が試合後に応じたインタビューでの一幕が注目を集めている。
大谷は、この日放ったホームランについて、「まず、すぐ追いつけてよかった。(真美子さんが)出産してから打ててなかったので、いい1本になったと思います」と回想。そして、愛娘が生まれてからについて、「無事に生まれてきてくれて感謝しています」と話し、こう続けた。
「寝不足気味でしたけど、なんていうか、心地いい寝不足というか。幸せな寝不足だったので、球場でも動けていたと思います」
小さな子供を育てる親にとって寝不足はつきものだが、それを“心地いい”“幸せ”と形容した大谷に、Xではこんな声が広がっている。
《同じく10ヶ月の子を絶賛子育て中ですが、心地の良い寝不足。という言葉が本当に素晴らしいし、中々言えない言葉だな~と思います》
《なんだこの神様みたいな回答》
《「幸せな寝不足」なんて素敵な表現!胸にグッときて、涙が出そうです》
《奥さんの出産に立ち会った大谷さんが寝不足で試合に出場して、その寝不足を「心地良い寝不足」と表現出来るのカッコ良すぎる》
そんな大谷が“寝不足”を告白したのは、今回が初めてではないという。
「元通訳を務めていた水原一平被告が、昨年5月に最初の罪状認否に臨んだ際、大谷選手は試合後のインタビューで『最初は色々あったので、睡眠が足りない日が続いていた』と告白したことがありました。大谷選手は1日に10時間以上の睡眠時間を確保しているといいますから、当時は相当な苦労があったのでしょう」(前出・スポーツ紙記者)
水原騒動時とは異なり、今回の寝不足は大谷にとって“幸せ”なものだろう。家族の愛を一身に背負い、さらなる躍進を遂げてほしい。