「4月23日にフジテレビの報道部でハラスメント講習が開かれたのですが、青井さんもオンラインで参加していたのです」
こう話すのは、フジテレビの報道関係者。
4月9日、フジテレビは『Live News イット!』(以下『イット!』)でメインキャスターを務めるフリーアナウンサーの青井実氏(44)に、同番組で勤務する社員及びスタッフに対して不適切な言動があったことが確認されたと発表。
同日放送の『イット!』で青井氏も、「言葉を扱う仕事についているものとして、相手に言葉を使って伝えているものとして、あってはならないことだと強く感じております」と、神妙な面持ちで謝罪した。
「フジの発表によれば、青井さんは昨年5月頃、番組リハーサル中にフリップ演出がうまくいかなかったことに対して強い口調でスタッフを叱責したり、昨年10月にも速報ニュースの対応を巡って自身がつけていたピンマイクをキャスター台の上にある箱に放り投げるなどの行為があったといいます」(スポーツ紙記者)
14日には、フジテレビ社員が戒告処分になったことが発表されており、本誌は同人物が『イット!』のプロデューサーであることを報じている。
「そんな中でのハラスメント講習だったのですが、会が始まる冒頭に司会の人が”青井さんも参加されています”とアナウンスしたのです。青井さんは特に発言はしなかったのですが、このときばかりは会場がザワつきました。スタッフからはまるで青井さんの”公開処刑”のようだという声も出たほどでした」(前出・フジ報道関係者)
NHKのエースアナウンサーとして活躍していた青井氏だが、昨年1月に同局を退社し、直後の4月に鳴り物入りで『イット!』のキャスターに迎えられた。就任1年で不適切な言動が明らかになってしまったが、この先はさらなるピンチが待ち受けているようだ。
「すでに『イット!』は次の人事に向けて動いています。戒告処分になったフジ社員プロデューサーは他部署に異動し、青井さんも早くて7月、遅くとも秋の改編には更迭される可能性が濃厚だと聞いています。
今回の不適切言動騒動には、『イット!』でともにキャスターを務める宮司愛海アナも怒り心頭のようです。もともとアナウンス部でも責任感が人一倍強い宮司アナですし、彼女自身も前任の加藤綾子さんの後任としてキャスターに抜擢された矢先の有り様ですから……。青井氏としてももはや言い訳のしようがないでしょうね」(フジ制作関係者)
NHKから鳴り物入りでフジの救世主として抜擢された青井氏だったが、いまや崖っぷちに立たされたようだ。